今年も残すところ…と言わなくてはいけない時期になってきた。
長いばかりの音楽番組が次々とやっているし、早くもベスコスを発表している方なんかもいて驚きが隠せない。
ベスコス…年内にちゃんとできるだろうか…
東京もここのところ毎日冬の寒さ。冬になると使いたいのがブラウンレッドのリップ。
そこで引っ張り出してきたリップがあるんですけど、4回くらい記事に登場しているにも関わらずレビュー書いてないなーと思ったので紹介してみます。
ロレアルパリ カラーリッシュモイストマットN 271
ディバインモカ 1800円(税抜)
ドラッグストアで最も好きなマットリップ、モイストマットN。
ドラッグストアにあんまりマットなリップスティックがないという問題もあるんですけど、ひっかからない塗り心地、発色、無臭、高級感のある見た目、総合的に見てかなりクオリティの高いアイテムだと思います。
1800円なのでちょっと高いんですけど、その価値はある、むしろ1000円台でドラッグストアに置いてくれてありがとうという一品。
モイストマットとの出会いは昨年のロレアルパリ限定コレクション「リュクスレザーコレクション」
ブラウンに偏った素晴らしきコレクションだったわけですが、これを使って「ロレアルすごい」「モイストマットすごい」となりました。
早速定番のモイストマットもチェックしてみるとブラウンがあるわけですよ。
とはいえ実際見てみるとあまり得意ではないくすみローズを感じたし、1本2000円のリュクスレザーを4色買っていたのでちょっと難しくて計算は出来ないんですけどお財布も物憂げな表情を浮かべていたので購入に至らず。
2019年の秋もまた、次々と発売される秋カラーに翻弄されていたんですけども、まとめ記事を作るにあたって既存商品もあらためて確認していると、またこのリップが気になりました。
私もこの1年、いろんなブラウンリップを見、試してきた自負があり、ストライクゾーンや守備範囲に変化が出てきたように思っている。
だから再びディバインモカの前に立ったとき、その感想が1年前と違うものであっても不思議とは思わない。
1年越しでそのリップを買った。
買わなければならないブラウンに見えた。
或いは、惑わされていたのだ。
それは自身の願望のようなものだったかもしれないし、
たぶん、
お店の照明に。
リップは塗ってみるまで分からない
家で塗ってみたらやっぱりほんのりローズなんですよね。
やはり直感は正しかったなと思いつつ、季節も夏が終わるくらいの頃だったので、またこの街に聖なる歌が流れ始めるころに再会しよう
そんな約束をしたかどうかは今となっては定かではないが、たまに「ほかのリップと比較するための撮影」の仕事をこなす以外、ほとんどの時間を眠って過ごすこととなっていた。
なんでこんな文体なんだろう。
チョコレートにローズを溶かしたような
毎回紹介するにあたっては
「チョコレートにローズを溶かしたような色」
というような言葉を使っています。
めちゃくちゃに紫やローズを感じるほどではないんだけど、「イエベ向け」と言われると、そうかな、と思う感じ。
赤みのあるブラウンなんだけど、レンガ系ともボルドー系ともまた違うカラーで、何色と言うのでしょう。
言うなれば「褪せたローズブラウン」。なんとなくアンティークっぽい。
季節で言ったらまさに秋から冬へ、今使いたい色です。
スウォッチは濃いめに重ねてるんですけど、ひと塗りするくらいだとかなり優しい、柔らかい発色です。これはモイストマットの良さ、好きなポイントのひとつ。
塗った感じ、自分にとってバチっと合うレッドブラウンに比べると血色感は落ちます。
とはいえ具合悪そうとかヴィランズとかって言われるには体温がある。
ポンポンと馴染ませるようにつけていくと主張しすぎず、浮かず、深みのあるリップが仕上がって、これいいじゃんって思うんだけど、やっぱり私にはこのくすんだローズがダメらしい。
あえて少し体温を落とし、影を落とすような印象を作るには悪くはないと思うんだけど、映えないというのが正しいかな。
客観的に見てダメじゃないと思うんだけど、何か違う。
何かが足りない。
体が求めるもの
ジャンクな食事が続いてしまうと、体が野菜を欲する現象が起きませんか。
思考よりも本能的に野菜や何か健康的な食を求めるあれ。
実際本当に体が求めているのか、野菜を何日も食べないことは健康的な生活ではない、野菜は体にいい、ビタミンやβカロチンは自分にとって必要である、そういった知識や情報があって初めて思うのか、私は知らないけど
今はそんなことはどうでもよく、鏡を見た私は本能的と言えるくらい反射的に欲したのだ。
早く黄みかオレンジみを摂取しなければ!!!
と。
オレンジのリップクリームを重ねたら、これだなーと安堵して出かけました。
もはやディバインモカである必要がない。
しかし嘆く必要はなく、黄みやオレンジを足すとかなりいい仕上がりにはなりました。
最近は1本で決まるリップに出会えているし、そういうものを使いがちなので、たくさんのイエロー系ニュアンスリップに出番が与えられるのも悪くない。
また、ディバインモカありきでトータルの組み立てをデザインすれば、そのままで生きる未来もあるような気もしてる。
比較の段
このへんのカラーで私がベストだと思ってるのはkissヴェールリッチルージュマット55 Brick Redですね。
プチプラでなかなか出会えない本当にレンガっぽいレンガ色。
ただ質感は圧倒的にモイストマットNがいいので、限定のリュクスレザー291を定番にしてほしいし、新色でBrick Redみたいなカラーが入ったらそれがパーフェクトに嬉しい。
291は青みを一切感じないディープなブラウンレッド。
とりあえずこの冬も昨年同様291を使いそう。
ティッシュオフしてみた
掲載するつもりでなくティッシュオフしたものなので非常に美しくない写真なんですけど、ここからkissとモイストマットの質感の差、よれ方も感じていただけるかと。
kissは触ると動くんだけど、モイストマットの方はサラサラ。
こうしてみるとやっぱりディバインモカはくすんだローズだなぁ。
色は本当に好きなんですけどね。
愛したキミには近づけないんだよね。
ウィンターとオータムの狭間で
ウィンターっぽい、ローズ、カシス、ボルドー系の紫の入ったカラーを使いたいオータム民には、青みが強すぎず血色感もあるディバインモカはおすすめできます。
逆に、前にも紹介したけどブラウンリップを使いたいウィンター民にもお勧めできると思う。
匂いつきが好き、くすみピンクのパッケージが好きっていう方にはロレアルパリの限定のフリーザヌードコレクションにだいぶ似たカラーがあるのでそちらでもいいかと。
個人的には香りが無理だったのと200円安いのと黒のパッケージが好きなのでディバインモカを推します。
ではまた!
見た人にしか分からない話で恐縮ですが、こないだの某番組、酷かった面白かったですね。
あの観客こそが奴隷なんじゃないか