マスク生活も二か月近くなってきました。
LIVEなどの予定もないので、外出用のメイクというものを前回いつしたのかもう思い出せないレベル。
今月は1回もしてないんじゃないか?
そういう状況だから、ないがしろにしている仕事用の毎日メイクのことを考える隙が出来ました。
アイライナーを買おうと思ってました。わりとずっと。
生まれてこの方”アイライナー=鉄壁ウォータープルーフで黒のリキッド”とだけ考えて生きてきたんですけど、そうじゃないのかもしれないと考えるような年頃になってきました。
締まりのない極厚被り一重なので「抜け感」言ってる場合ではなく、色は黒。それしかない。
そして高温多湿のライブハウスに耐えて貰わなくてはならず、そもそもまつ毛の生え際が瞼に埋まっているのでどこであろうと常に高温多湿に晒されているので、ウォータープルーフも譲れない。
とはいえ毎日メイクをするとなると落としやすい方がいいし、そこまでクッキリ黒でなくてもいいのでは?と思い始めて、以前お湯落ちのラブライナーを使ってみました。
使いやすくていいアイライナーなのは確かなんだけど、私の瞼では午前中も持たずに惨敗。
じゃあウォータープルーフのブラウンブラックみたいな色を買おうと思いつつ早幾年。
リップを買っても塗る機会もない、お出かけする予定もない、こんなときだからこそ、アイライナーを買うしかない(あと眉毛)
目元しか出てないから目元グッズをかう pic.twitter.com/u6N6jYKq6o
— つむり (@makemendokusai) 2020年3月16日
ピンチはチャンス!
UZU by FLOWFUSHI アイオープニングライナー
Khaki 1500円(税抜)
初めてのフローフシです。
「フローフシ」の「モテライナー」っていうのが上の句も下の句もどうにも波長が合わず、ブランドがなくなる?みたいなときの広告の「感じ」や、公式サイトの「感じ」とかも、何の恨みがあるわけではないけど、気が合わないなーと思ってた。
フローフシは相変わらずフローフシなんだけど、
「フローフシ」の「モテライナー」
が
「UZU」の「アイオープニングライナー」
になったので少し手が伸ばしやすくなり、そのカラーラインナップも気になるところではあり、今回初接触。
アイオープニングライナーも、開眼?意味わからない怖いとは思ったけど、モテライナーよりはまだ受け入れられた。
こちらが
2019年パッケージで色が分からないオブザイヤー
を受賞されたアイオープニングライナーのパッケージです。
これは「カーキ」です。
オレンジはこっち
パッケージの紙の色を見てはいけません。
刷色と本体カラーがアイライナーのカラーを表しています。
おもてを見ればまだ分かるけど、販売の仕方も吊るしではなく棚につっこまれてる形なので余計に分かりにくくなっています。
ベネトンみたいなカラフルさは嫌いじゃないですが、買うときに何度も色を確認してしまいました。
心配な方は裏返すと本体が見られるので、それで安心しよう。
空箱陳列の場合は店員さんと相互確認しよう。
多分店員さんの方が不安だろう。
そうやって何度も確認して買ったのに蓋を開けたら筆がオレンジだからまた不安になってしまった。
ちなみに筆についてるマークが宇宙人みたいなやつだともう一本貰えるらしい。
公式サイトがFLASH全盛期みたいな動き回る重いサイトで引用もしにくいので、パッケージ裏を見せておきます。
お湯落ちだけど、落ちないという評判もきこえてきているので期待してみる。
NO PANDAて。
パンダに謝れ。
ミリタリーでスモーキィなカーキ
お湯落ちともフローフシとも仲良くないのにこれを買ったのは、この独特なカラーが気になったから。
コスメでよく言われるカーキのような、緑色ではありません。
どちらかといえば茶色かな。
焦げ茶にちょっと緑混ぜたみたいな色。
カーキとは何色か
カーキって現在の日本ではオリーブグリーンのような色を指すことが多いのですが、本当はベージュみたいな色なんですよね。
これがカーキ(Khaki #C3B091)
諸外国ではカーキというとこれらしい。
私が何十年前にカーキという色を知ったときは、カーキって色の名前じゃなくて色のカテゴリだったと記憶している。
上のようなベージュっぽい色も、テラコッタっぽい茶色も、オリーブグリーンも、それっぽい(ミリタリー的な)カラーの総称がカーキだった。
それがいつのまにかカーキといったらオリーブグリーンのような緑色のみをさすようになっていたし、私もいつしかそう思うようになっていた。
要はもともとは「軍服」の色をカーキと呼んだらしいので、 時代や国により軍服の色が変わっていくにつれて色の定義も様々になっていったという感じなんですかね。
このアイライナーのカラーは、土に枯草を混ぜた感じがミリタリーっぽく、カーキらしいカーキだと思いました。
それに黒だと黒すぎる、茶色だと茶色すぎるからブラウンブラック、と思って探していた私にとって、結構理想に近い色なのでは?と思って購入。
いわゆるコスメでいうカーキが欲しいと思って買うと、ちょっと違うかもしれません。
熊野✕奈良で生まれる傑作
筆は4種類の毛を7人の伝統的な職人が手揉みでブレンドしてるらしいです。
凄いのかどうかよくわからないけどなんか凄そうに見える。
よくわからないけど、
文字もサラサラ書けます。
瞼に実際に使ってみた感じ
ひと塗りだと薄墨っぽい発色で肌が透ける。
色をクッキリ出したかったら何度か重ねないとダメでした(使っているうちにドバドバ出たりするかもしれないけど。そういうのあるよね)※やはり薄いのは最初だけでした
しかし仕上がりのカラーは狙いの通り。
黒ほど強すぎず、ブラウンやグレーほどぼやけない、絶妙カラーです。
とにかくオレンジ系のアイカラーとの相性が抜群にいい!
キャンメイクのシルキースフレアイズ03(レオパードブロンズ)と一緒に使いましたが、これはめちゃめちゃいいです。
02ローズセピアと合わせてもアンティーク感あって最高。
摩擦にも水にも皮脂にも強い
カラーもさることながらその耐久性も抜群でした。
丸一日つけてみましたが、まったく滲みません!
ラブライナーはつけて3時間後には下瞼に転写していたのでこれはびっくり。
睫毛の生え際を覆う形の一重なので、その折りたたまれてる部分が完全にいなくなるアイラインが浮いてる現象がパンダ以上に恐怖なんですが、それもありません。
(目とアイラインの間に空白が生まれてしまう感じ、分かるかな…)
とにかくこれ「溶けない」「滲まない」。
お湯では勿論落ちるんだけど、お湯をかけても滲んだり溶けるっていう落ち方ではなく、ポロポロと取れる感じなんですよね。
それも結構本気で落としにかからないと、お湯を浴びたからといって簡単に落ちるものではないです。
なのでお湯落ちで最も心配な「涙で落ちる」っていうのも、そう簡単には取れないんじゃないかなという気がしました。
熱い涙を流してみないと、まだ分かりませんが。
今のところはかなり気に入りました。
私の中でお湯落ちというものが、アイライナーもマスカラも、全く信用ならないものになっていた(お湯落ちコスメはダメ!という意味ではなく、私の瞼との相性がよくないという意味で)。
いくらウォータープルーフでスマッジプルーフなんですよと、皮脂にも汗にも強いんですよと、そういう言葉を並べられても「お湯で落ちます」のひとことで別れを告げなければならない人生だと思っていた。
私、お湯落ちを使ってもいいの…?
正直、やっぱり言葉選びとか、公式サイトとか、フローフシと友達になれる気はまだしない。あの頃のようにHTML版の入り口を用意してほしい。
でも2020年春、フローフシとの距離が、ほんの少し、縮まった気がした。
勘違いするなよ、貴様と仲間になったわけじゃない!
では。