みなさん、こんにちは。
夏コスメ一切チェックしてなかったけど、これを見て即ポチしたから私の心はまだ死んではいないようだ。 pic.twitter.com/ePP4ruGbV0
— つむり (@makemendokusai) 2020年5月20日
心は死んでなかったんですけど、いかんせん生きていく上でリップアイテムというものが全くもって意味を持たない物質になってしまった。
そんなわけで開封すらされぬまま早幾年。
レビューのためだけにも開封したかったのですが今度は私生活がバタバタしてしまってブログ書く時間が持てず、届いて約2か月、ようやく開封いたしました。
ETVOS ミネラルルージュ ウォルナットイエロー
個数限定 3000円(税抜)
数年前は結構エトヴォス信者でいろいろ使っていまして、ミネラルルージュも久しぶりに買ったんですけど、3000円もしたんでしたっけ…
ミネラルルージュ、名前の通りのミネラルコスメです。
成分は天然由来で石鹸落ち、荒れにくく潤いもあり、細みで発色も強すぎず弱すぎず、非常に日常使いしやすいリップスティックです(一行で商品説明)。
ETVOS 20 SUMMER 「AWAKE」
そして2020夏コレクションでイエローの限定色が爆誕!
ウォルナット「イエロー」という名前ではありますが、
今夏のマストハブカラーであるイエローを
誰でも使いこなせるよう昇華したキャラメルカラー
とのことですので、きいろといえども一本で使えるカラーだと想像できますし、エトヴォスがそんなに奇抜なカラーを放り込んでもこないだろうと予想できるんだけど、モデルさんがつけてるの結構黄色いんですよね。
ここまで黄色いとオシャレが過ぎます。
黄色いものが欲しいのに黄色すぎることを心配するという超ワガママな消費者。
ただまあ、黄色そうではないですよね。
顔面から夏を感じるヘルシーカラー
さて、色です。
はーかわいい
ざっくり言うとイエローというかオレンジ。
みかん色っぽいライトなオレンジだけど、ほんのりブラウンも感じられます。
イエローかといわれるとイエローじゃないのかもしれない。
そこまで真新しい色合いというわけでもない気がするけど、何に似てるという言葉も湧いてこない。
唯一の真実、かわいい。
唇に塗ってみますと、そこにはあったのは夏でした。
トンネルを抜けると雪国だった、みたいな話だ。
何色だったというか、夏だった。
明るいカラーでありながら決して色白ではない肌色とも親和性があり、一気に夏の海や空がよく似合いそうなヘルシーな印象に。
顔色は明るく見えたし、自然と口角も上がってしまう。
この色の持つ力もさることながら、何か月もくすんだ素の唇しか見ていなかったことも影響しているかもしれない。
なんだろうな、一言でいうと
私はあなたたちの権利を何一つとして侵害しません
と宣言してくるようなイエローです。
何が言いたいか分かるか。私は分からない。
これの良さを全然言葉に出来なくて困ってるから、良さを知りたい人はもう自分で買って塗ってほしい。職場放棄。
「いいから買え」
「とにかく塗れ」
そんな高圧的な構文が蔓延る理由が今分かった気がする。
こういうことか。
まさしく夏のテラコッタ
それでもどうにか色の話をすれば、
「イエローリップにしてはオレンジ」
「オレンジリップにしてはイエロー」
というのが率直な感想。
イエローリップとして考えると、いわゆるニュアンスチェンジ用のイエローリップとはまず別の物です。
スウォッチ見ていただけば分かる通り、オレンジと考えた方がいいのかもしれません。
オレンジリップとして考えると、明るいオレンジなのに白浮きしないというのがだいぶポイント高いと思う。
黄色みが強くてオレンジの明るさもありつつ、ブラウン、ベージュっぽい落ち着きもある。赤みは少ないものの適度に唇の色が透けるので血色感も損なわず、肌馴染みもいい。
テラコッタ、オレンジブラウンは任せろだけど、「オレンジ」というとどうも仲良くできないタイプの方もいると思うんですけど、これはテラコッタ系を得意とする方がつけられる明るいオレンジ、言うなれば「夏色テラコッタ」だと思いました。これだ。
やっと解が出た。
積んでる黄み耐性によってはモデル写真くらい黄色く見えるかもしれないし、素の唇の色によっても見え方は変わりそうではあります。
私のような黄み吸収マシーンにとっては、実にほどよく黄色く、ほどよく透け感があり、ほどよく唇の色と混ざり合い、想像以上に自然にまとまります。
今まで塗ったオレンジの中では最強に黄色いけど、ただイエローリップを塗ったような奇抜な印象ではない、イエローリップとしての評価をすれば
「常識的な範囲に収まるギリギリの黄色」というかんじ。
まさしく「一本で使えるイエロー」。
オシャレが過ぎないけど、オシャレ。
間違いなく「夏のテラコッタ」
秋の人間のための夏カラーといっていいと思います。
あの時、私たちが求めたものがここにある
そういえば、かつてロレアルパリが発売したリュクスレザーコレクションの中に似たようなカラーがありましたね。
ニュアンスチェンジ用のイエローリップとは違う、オレンジと黄色の中間カラーは黄色を求める人間の心を躍らせ、こんなのが欲しかった!と飛びついたのですが
山吹色だったんですよね。
口が。
どうあがいても山吹色。
なんか「そのときに叶えたかった仕上がりがここにある!」っていう感じです。
夢いっぱいでリュクスレザー640買って山吹色に撃沈した方は是非これを試してほしいです。
リュクスレザー640とは色はかなり近いものがありますが、リュクスレザーの方が高発色で透け感がないのでこのままの色が唇にのる。
ウォルナットイエローはそれに比べると透け感のおかげか、唇に馴染んで自然な発色に感じられます。
ヴィセアヴァン027もまた「秋のオレンジ」として最高なんですけど、どちらかといえばテラコッタ系オレンジブラウン寄りの深み、強めのカラー。これを軽やかにしたのがウォルナットイエローという感じです。
よほど黄色が得意じゃないと難しいカラーではありますが、だからこそ黄色を愛し黄色に愛された民には絶対塗ってみてほしい一品です。
こんなカラー、発売後すぐ完売してもおかしくないはずだけど、発売時はバラエティショップが軒並み休業していた時期であり、 みなさんあまりリップメイクをする機会もないからか、未だに店頭でもオンラインでも買えると思います(2020年7月現在)
あと、めちゃめちゃブルベっぽいブラウンリップも限定で出てます(メルティチョコ)
ミネラルクラッシィシャドーの限定色も黄色とブルーの夏っぽいカラーで絶対可愛い。
この期間、自分のためだけにでもリップを塗ってる方もいれば、もう何か月もリップメイクしてないわっていう方もいると思います。
私は完全に後者です。
でもこうして発信する立場にあったおかげでリップと向き合えて、やっぱりリップアイテムが一番好きなんだよなってことを再認識しました。
オタクレベルでリップ好きだったけど全然塗ってないわって方も、たまには自分のためにリップ塗ってみるといいかもしれません。
ではまた!