今回は一重や厚いまぶたの中でも、対象をだいぶ限定したビューラーの話です。
一重は最初にビューラーするのがいいじゃん?っていう記事を書いたら
めちゃめちゃ反応をいただいたんですけど、その中に見られたのが
- まつ毛上がらないから諦めて上げてない
- 上げても下がってる
- まつ毛上げると不自然
といった、重め瞼の方のネガティブな声です。
めちゃくちゃ分かります。
私もそうでした。
今は
瞼が綺麗な曲線を描いていないなら完璧に上がらなくてもビューラーしたほうがいい
と思ってます。
今日はそういう話。
ターゲット層は
- 一重
- まぶたが厚い、重い
- まつ毛の生え際が見えない
- まつ毛が上がらない
- 「日常メイク」を諦めている
- 上まぶたが綺麗な弧を描いていない ←NEW!
そんなみなさんです。
目次
当ブログは「もっと綺麗になりたい!」「可愛いって言われたい!」みたいな高等な願望を叶える情報は扱っておりません。
「朝は服を着替えるのがやっとで髪もとかせないけど本当は可愛くなりたいしメイクもしたいと思ってはいる(でもやらない)」みたいな方に寄り添いたいブログです。
平日すっぴん女が出来るまで
一重、または重いまぶたの人、
手間暇かけたアイメイクには自信が持てるけど、日常メイクやナチュラルメイクは自信がない、どうしたらいいか分からない、納得できない、なんなら諦めてすっぴん!
ってなってないですか。
私はなってました。
遊びに行くときはめちゃくちゃ時間をかけて、濃いめにアイメイクして、つけまつげもしたりしなかったりして、カラコンもしたりしなかったりして、とにかく盛れば自信がついた。
それで自我を保っていた。
だけど「毎日メイク」となると途端にやる気がない。
1時間かけてメイクする時間もやる気もない。
最初は頑張れるかもしれないけど、毎日保てる気がしない。実際保てない。
その中でもガンとなるのが「まつ毛が上がらない」という事実。
まつ毛さえ上がってたら、アイシャドウやアイラインなんていくらも時間はかからない。
時間のない日にはアイシャドウとアイラインだけしてみたこともある。
別に職場行くのに100点取ろうと思ってないから、少しでも加点があればいいと思ってやるじゃん。
でもまつ毛が上がってないとなんか変なの。
0に何をかけても0
なにごとも「やらないよりはまし」だと思うでしょう。
でも違った。
ビューラーしてない目×アイシャドウ=メイクで少しグレードアップした目
じゃなくて
ビューラーしてない目×アイシャドウ=ビューラーしてない目にアイシャドウが乗ってる目
なの。
0に何かけても0なのよ。
何も良くなってない。
豚に真珠。
猫に小判。
ノンビューラーにアイシャドウ。
先人たちはよく言ったものだ。
そのうち私は日常メイクをやめた。
当時の仕事は朝がめちゃくちゃ早かったし、もはや誰にアピールするわけでもなかったから、自然とフェードアウトした。
復活の平日すっぴん女
仕事を変えたタイミングでまたメイクをするようになりました。
最初はきちんとメイクせなってやってて、前と違って朝に余裕があることもありそれが継続され、10分程度でできる毎日メイクが確立されていった。
誰にアピールする必要もないのは今も同じではあるが、やっぱり少しでも自信が持てる状態でいた方が精神的にいい。
当然、まつ毛が思うように上がらない日もある。
限られた時間の中で上がるとこまで上げた。
「毎日メイク」に慣れても「毎日クレンジング」はやはり苦痛。
なるべく落としやすいように専用リムーバーが必要になる「ガチガチ固定マスカラ」は使用せず、少しくらい下がってもいいやとエテュセのマスカラ下地だけにした。
(お湯落ちは昔々に諦めてますので)
ばっちり上げたときと比べたら物足りない。
でも0点じゃあないな?
一重は一重だけど悪くはないな?
少なくとも「やらないよりはまし」になってるはずだし、日常メイクとしては自分にとっては及第点といっていい。
結果、分かりました。
まつ毛をあげないとダメなのは、まつ毛が上がってるからじゃない。
まつ毛を上げた効果で二重になるからでもない。
アイラインを正しく成形することが重要だったのだと。
整形メイクならぬ成形メイク
今回、あ、絵描こ!って思って安いペン買ってスマホで描いてみたんですけど、10年以上まともに絵を描いていなければ、デジタル絵も初めてだし、ペンは座標ずれまくりで思ったように書けないし、とにかく酷いですっていう言い訳です!iPad Proくれ!
まつ毛を上げる効果というと、
有名な錯視の効果で目が大きく見える
これが重要だと思ってしまいます。
もちろんこれも重要です。
あとは「まつ毛がまぶたを押し上げてぱっちり目になったり二重になったりする」
これも重いまぶたにとって重要ですね。
でもそれだけを目的とするとまつ毛が上がりきらない=失敗になってしまう。
まつ毛の力で正しいアイラインを取り戻す
あるところに、こんな人がいました。
指名手配中の売人ですね。
違います。私です。寝起きの私。
私がこれから向かう現場がVシネマの撮影ならだいぶ仕上がってていいと思うんですけど、残念ながらそうではありません。
一重というと、「涼し気な目元」という誉め言葉や、「顔が薄い」とかっていう自虐とかありますけど、薄くも涼しくもない。厚くて暑苦しい。
この人、完全にまぶたがまつ毛の生え際を覆い、それどころかまつ毛もほとんどまぶたの内部に飲み込まれています。
その上まぶたのラインが非常に歪。
目をぱっちり開けようと思って力を入れると、完全にメンチ切ってる状態になるタイプです。
アイラインなんか書いても呑み込まれてしまうでしょうし、目を閉じて描いたアイラインやアイシャドウも目を開けば意図とは違う見え方をしてしまうでしょう。
これではメイクは映えません。
ヴィジュアル系くらい元の目を無視して塗りたくれば話は別ですが、日常メイクではなかなかそうはいきません。
しかし瞼の下はどうなってるでしょうか。
この重たくて歪な上まぶたって、実は「まぶたのライン」でしかない。
まつ毛が生えているラインが本来の目とまぶたの境界線=「アイライン」のはずなのだけど、
前に垂れ落ちたまぶたにアイラインを乗っ取られている。
そういう状態。
まぶたの下には
実はアーモンドアイが隠れているのだ。
まつ毛をカールさせてまぶたを持ち上げれば、まつ毛の生えているライン通りのカーブが成形される。
すなわち、
正しいアイラインを我々の手に取り戻す
これこそがビューラーで一番大事なことだったのです。
「ぱっちり二重」より「すっきり一重」を目指す
ビューラーすると、
これが、
こうなる。
絵だから大げさに描いてると思われそうだけど本気で写真をなぞってかいたのがこれなんです。(道具に慣れてないのと画力はさておいて)
まつ毛を上に向かせて錯視効果を得るのも勿論意味はあるけど、ビューラーで得てる効果はこの「まぶた成形効果」が多分一番大きい。
だからその点で言えば、まつ毛は上を向いていなくてもいい。
まつ毛が上向いてたりまつ毛の根元が見えるくらい持ち上がれば、その分ぱっちり目に見えるのはそうです。
でも曲線を整えるだけでも印象が変わるし、メイクが映えてくる。
ぱっちりとはならずとも、まつ毛がまぶたを持ち上げる最低限を上げるだけでも成果が出ます。
私の場合、地面と平行になったらもう合格。
平行だと、正面から見たときまつ毛はアイラインと一体化して存在感なくすし、なんならこのタイプの一重まぶたって収納力がハンパないんで、すっかりまつ毛が収納されちゃったりもします。
こんまりさんもびっくり。
それでも、同じ細目の一重でも、上まぶたがベジェ曲線のように弧を描くだけで全然違う。
やらないよりはまし、むしろやっただけ意味が出てくる。
メイクの意図がきちんと表現される感じでしょうか。
ぱっちり二重にはならずとも、「厚暑(あつあつ)一重」から「涼し気な目元」「クールビューティー」には近づける気がしてます。
もともと日常メイクは100点取らなくていいと思ってやってるんで、これで十分。
しかも朝も超楽。
半分上がれば合格なので、手間の点でも気持ちの面でも楽になれます。
簡潔にまとめると、
こういうことです。
3行で終わった。
それに「ぱっちり二重」と「クール一重」はどっちが上とかないですよね。
目指す方向の違いなので。
考えようによっては100点なのかもしれないと思うのです。
寝起きの目だって、どこかでは100点かもしれない。白竜と共演するときとか。
ストレスのない朝とすっきりまぶたを手に入れよう
最近は朝のビューラーめっちゃ早くなったし、ストレスではなくなりました。
私もたまにあるけど、マジでびくともせん、一切上がらん、まぶたを持ち上げるところまでいかない、っていうのだとやっぱり意味が生まれないので、ホットビューラー使うとかビューラーをあたためるとか工夫は必要かもしれませんが。
あと基本だけど忘れがちなの、ビューラーのゴムがダメになってきたら取り換えましょう。
なんかまつ毛上がらんな?って思ってたらゴムに切り込み入ってるパターン、よくある。
おすすめのビューラーはやっぱりこれ
ひとえ・奥ぶたえ用ビューラーのアイプチ フィットカーラー
最初についてくる替えゴムは確実にどこにやったか分からなくなるけど、替えゴムだけでも買えますから、常備しておきましょう。
もともとの自分の目を活かす方向にするとメイクも楽になるし、自分の顔を好きになる、自信を持つきっかけにもなると思う。
同じような目の人でも今回の内容が全て当てはまるということはないかもしれませんが、何かしら救いやヒントになったらいいなと思ってます。
次はアイシャドウやアイラインをどう塗ってるかみたいな話をしたいです。
いいペンといいデバイスがほしいです!!!!!!
ではまた!