毎年「今年こそ」と思ってUVカットコスメを買う。
特に活躍の機会なく夏が終わる。
ここ数年それが繰り返されていましたが、今年こそ本当に「今年こそ」でしょう。
というわけで新たに気になるUVパウダーを買ってまいりました。
無印良品 UVルースパウダープレストタイプ
全3色 各1290円(税込) リフィル1090円(税込)
日焼け止めパウダーって「ルースタイプ」だったらいいのがたくさんあるんですけど、外で気軽に塗り直ししたいのにお粉のタイプは使いにくい。
なので「プレストタイプ」は必須条件です。
数値は高ければ高いほど嬉しい。
しかしプレストタイプで高数値で透明の粉というのは難しいらしく、基本的に肌色がつく。
なるべくしっかりめに粉をつけたい、何度も塗り重ねたいわけだから、そんな中でも色はあまりつかないことが好ましい。
私の日焼け止めパウダーへの真夏日より熱い情熱はこのあたりに
その点で、無印良品のUVルースパウダープレストタイプの「ナチュラル」のお色は結構条件に近そうです。
この蓋でさえなければ…
外出時のお化粧直しに全く便利じゃないプレストタイプ
紫外線から肌を守り、外出時の化粧直しにも便利なプレストタイプの仕上げ用パウダーです。
本当にそう思ってこの文章書いたのか。
こめかみに銃口つきつけられてたんじゃないのか。
せっかくプレストパウダーなのに蓋をくるくるまわして外さないといけない上に、鏡もついていない。
まったく外出時のお化粧直しに便利じゃない。
これならお粉タイプでいいという話になってしまう。
以前無印で売ってたルースパウダー用ケース(蓋がパカっと開くコンパクトタイプで鏡付き)の方がお直ししやすい。
さらに言うと、パフ類も付属されていません。
この点はブラシとか自前のツール使うからどうでもいいという方もいるでしょうし、無印で合うものが販売されているのでそこまでマイナスではないですが、注意事項ではあります。
無印良品のルースパウダー用パフ(中)がぴったり合うようになってます。
350円(税込)
ぴったりすぎるくらいぴったり。
ただケースが深くてパフだと若干使いにくく、ブラシで使う想定でパフ類を付属していないのかなと思うところでもあり、持ち歩き用に買うのはやっぱり向いてないと思いました。
せっかくの貴重なUVプレストパウダーをケースで台無しにする方針は理解に苦しむところではある。
それなのに購入に至ったのは、無印良品という身近な場所にある存在を無視できなかったこと。
そしてよそのケースに入れ替えればよいという情報を入手したからである。
マシュマロフィニッシュパウダーのケースにシンデレラフィット
噂に聞くところによると、無印のプレストパウダーはキャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーのケースにぴったり収まるらしい。
家に使ってないマシュマロフィニッシュパウダーがあったので試してみました。
残ってたパウダーを外し
こっちもバラバラにし
合体!
完全に違和感なくすっぽり収まりました。
まるではじめからこうだったかのよう。
もうマシュマロフィニッシュパウダーになってしまったのかもしれない。
左がマシュマロフィニッシュパウダー、右が無印良品。
そう思ったらきゅうにおそろしくなってきた。
今これを無印のパウダーだと知っているのは「わたし」だけである。
「わたし」がいなくなったら、いや、「わたし」がそれを忘れてしまうだけでも、この中身が無印良品のパウダーだという事実は、この世にないものになってしまうかもしれない。
無印のパウダーもまた、自我を失い混乱しているかもしれない。
人間のエゴで振り回していいものかと思いながらも、これでだいぶ使いやすくなりました。
せっかくの無印のふかふかパフが入らなくなっちゃうから、マシュマロフィニッシュパウダーのブラシ入れようかな。
ちなみに、マシュマロフィニッシュパウダーはケース単体の販売はありません。
が、「マシュマロフィニッシュパウダーが入るケース」は結構あるっぽい。
「キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーと互換性のあるケース」の情報は、「無印良品のプレストパウダーと互換性のあるケース」を調べるよりもたくさん出てくると思います。
マシュマロフィニッシュパウダーをお持ちでない方や、マシュマロフィニッシュパウダー使ってると勘違いされたくない方は是非探してみてください。
※追記
KATEの新作パウダー「ムーンブライトプレストパウダー」はリフィルとケース別売りだったので、ケースだけ買うことができました。
ほとんど同じサイズだし、入るんですけど、若干小さいです。
すぽっと気持ちよくシンデレラフィットとはいきません。
ギュッギュと押し込んでギッチギチに収まる感じです。
無印の厚いパフはこちらも入りませんし、KATEでこれに合うパフは単体で売ってないので、合うものを探してくる必要はあります。
でもまあ入るし、ケースだけ買えるし、パッケージはLUNA SEAっぽいし、これも選択肢の一つにしていいと思います。
パウダーの上に「KATE」と印字されたフィルムが乗るのは、さらに背筋が寒くなる気はしますが…
他の商品のケースに入ったらこの商品自体が持つ問題がクリアされるのかという疑問はここでは持つのをやめて、ケース問題はとりあえずクリアとする。
中身の方を見ていきましょう。
全3色のうち、2色のカラーを買いました。
01 ナチュラル
SPF50 PA++++
まずは「01 ナチュラル」
こちらはUVパウダーとしての活躍を期待して購入しました。
肌色っぽいパウダーですが、薄づきでカバー力はなく、単体でベースメイク代わりになるようなタイプではありません。
肌色がつくというより結構「白く」なりますね。
そのあたりは、UVプレストでは一番だと思っているオルビスのサンスクリーンパウダー「ルーセント」に近いかもしれない。
今比較できないんですが、多分オルビスよりも白い。
塗り重ねていくとより白さが気になるだろうなぁとは思うけど、「UVプレストパウダー」をあえて選ぶ以上は許容できる、せざるを得ない範囲。
しっかり肌色が塗り重なっていくよりはましだし、透明を求めるならお粉にするしかない。
手持ちのイハダと半顔ずつ塗ってみたんですが、私(ファンデは基本標準色)にとってイハダはナチュラル、無印は白いな~って感じ。
あと、イハダはフォギーなマット、無印はラメとかは入ってないですがツヤっとした仕上がり。
イハダ薬用フェイスプロテクトパウダーは昨年発売されて一時品薄にもなった人気パウダー。
マスクであんまり使う機会なく来てしまったんですけど、プレストのコンパクトでSPF40、比較的肌色がつきにくく、着け心地も良いので、今後積極的に使っていきたい一押しアイテムです。
明るい肌の方、白肌派の方におすすめ
試しに使ってみた感じだと、春の今だと乾燥が気になるかな~
つけたても直した時も色の相性もイハダがいいなと思っちゃうけど、真夏になったらまた感想が変わるかもしれません。
汗水への強さの点でオルビスに及ぶのかはまだ分かりませんが、オルビスはやっぱりその点がめっちゃ強いんですよね。
そして敏感肌や乾燥肌ならイハダ。
じゃあ容器の時点でビハインド負ってる無印はそこに敵うものがあるのかというと、そこは「白さ」かと思います。
オルビスのルーセントやイハダでも肌色が濃いと感じてしまう方には、無印良品のナチュラルがおすすめ。
03 ゴールドナチュラル
SPF33 PA+++
こちらはSPFもPAもナチュラルより落ちますし、どう考えても塗り直しに向いてないですが、色が気になったのでついでに買ってみました。
写真に全然うつってないけど、ラメがキラキラ入ってます。
細かく控えめなラメ感なので、顔にのせても意外と気になりません。
粉色は01ナチュラルよりも暗め、薄づきなのは同様です。
標準色(気持ち暗め黄み肌)の肌の私にとってはかなりナチュラルでした。
01ナチュラルよりはるかにナチュラル。
普段しているメイクよりは若干暗めに感じる色だけど、パールがいい感じに明るくいききと見せてくれて、総じて「ヘルシー」な印象です。
ゴールドとか見た目に惹かれて買ってしまった感じでしたが、つけてみたら結構気に入りました。
塗り重ねるとラメが増えていくというところがネック。
誰にでも合うカラーではないけど、あまりこういう粉ってプチプラにないから、これが欲しかったという人はいると思う。
このほかに「02パールナチュラル」というカラーもあります。
01は標準より明るい肌向け、03は標準より暗めの肌向けに感じたので、02は中間だといいんですけど、見るからに白やピンクで明るい感じですね。
そんなわけで、ケース以外は結構おすすめです。
こういうケースになったのには事情があるのでしょうし、リフィルだけで販売もしてますから、私たちは「選択」をすればいい。
この記事がみなさまの「選択」のお役に立てれば幸いです。
ではまた!