今年も男性向けに紫外線対策の記事を書かないとな~と思っていた7月某日。
アイドルを生業とされている男性が、
「日焼け対策の方法を教えてください」
というような投稿をSNSになさっていました。
それは珍しく私もお役に立てるかもしれないとは思ったものの、ガチの回答よりも大喜利を求めているタイプっぽかったので、一応
「ヒガサを手に入れるんだ」
とか
「必ずI'll keep my skin」
とか考えてはみたものの、特に面白いことは思いつかなかったのでリプ送るのはやめました。
英断ですね。
しかし半分ネタとはいえ、男性の中でも美容にかなり近いところにいるアイドルという職業の人(漫画家の可能性もある)でも、日焼け対策について教えてくださいとか言うんですよ。
世の中の男性が紫外線対策に興味を示さないのも無理はない。
特にそのアイドルは私と同世代なので、その感覚も分かる。
わたしたちの世代は子供の頃は日焼け止め塗れなんて言われたこともなく、真っ黒になるがままに真っ黒になっていました。
それが最近は男も日焼け止めだ日傘だと、急に言われてもついていけてないなぁという方も少なくないんじゃないでしょうか。
「教えてあげる」なんていうのはおこがましいけど、今年はそういう世代向けに紫外線対策の話を書いてみようかなと思います。
この記事は「絶対に焼けたくない」という美容目的ではなく、
「油断してたら火傷状態になって大変な目に遭ったから対策したい」
「紫外線を浴びると体力消耗するって聞いたから、高校球児も日焼け止め塗ってるって聞いたから」
「夏暑すぎてつらいし熱中症こわいから日傘さそうかな」
っていうような人向けの、夏を乗り切るための対策というような内容になります。
そういった40歳男性のペルソナのことをここでは「中丸」と呼ぶこととします。
主語は小さいに越したことないですからね。
中丸、よく聞けよ。
※ここでいう「中丸」は実在の人物とは関係ありません
…という前置きを書いたのは2024年8月7日よりも前のこと。
仕事が終わったら続きを書いて、今日か明日くらいに投稿できそうかなと思っていたそんな昼休み、ニュースは飛び込んできました。
え、今書いてるこの記事どうする? pic.twitter.com/k51t9MUfHb
— つむり (@makemendokusai) 2024年8月7日
大喜利出した本人が一番おもろい答え出すんじゃないよ。
お天道様の下を歩けなくするっていう一番面白い回答を本人が出してどうする
— つむり (@makemendokusai) 2024年8月8日
この記事ではターゲットであるアラフォー男性のことを「中丸」と呼び、架空の中丸に向けて語りかける内容となっておりました。
しかし、40歳男性の代表を中丸とすることに不快感をおぼえる方がいるかもしれませんし、中丸は「日陰者になる」という解決方法を自力で見つけたみたいなので、中丸ノリはここまでとします。
もともと内容としては「40歳男性」を想定としているだけで中丸とは関係ない紫外線対策の記事なので、特別内容に変更はありません。
よろしくお願いいたします。
なんで男も紫外線対策しないといけないの?っていうところから始めたい人は、こちらの記事もどうぞ
日傘を手に入れるんだ
最も簡単な対策は「日傘」です。
男にとっては日傘が一番ハードル高くない?と思われるかもしれません。
見た目的にはそうかもしれないけど、「日焼け止めを塗る」「ラッシュガードを使う」などと聞くと、言葉だけでハードルを感じてしまいません?
あとクリームを塗る、みたいなことに嫌悪感ある人もいるし。
でも40歳男性だって傘はさしたことあるじゃん?
「傘をさす」にはハードルないでしょう。
雨降ったら傘さす。
日差しが強かったら日傘さす。
これは令和6年では同じ階層に位置する言葉です。
だから「日傘をさす」にも全然ハードルない。
無障害物だよ。
日傘は美意識高い系とおばさんのものではない
確かに「日傘」は、数年前までは女性ですらさしにくい風潮がありました。
日傘をさす理由は100%「日焼けしたくない」=「美容のため」だと思われていたからです。
「大袈裟」「気取ってる」みたいな意識高いことへのヘイトや、重いもの持てない~とか虫むり~とかいってみんなが我慢してやってることを自分だけ回避しようとする身勝手な人みたいな感覚とか、刺さって危ないとか、なんかそういう理由で嫌われていました。
イメージ的に日傘は「美意識がクソ高い人」と「おばさん」のものって感じでしたね。
今も日傘をさしにくいと思ってる人は、このイメージのままなのでしょう。
実を言うと私も昔は日傘嫌いでした。
先端恐怖症なので。
雨傘だと多くの場合は自分もさしてるから間合いが保たれるけど、多くの人がさしていない場所で傘をさされると間合いが取れなくて危ないってのはある。
まあ自分もさせば問題解決です。
みんなでさせば刺さらない。
「危ないから行列ではささない」みたいなマナー的なものも昔はあったからね。
行列こそさせよって話なんですけどね。
最近では多くの人が日傘をさしてます。
スーツ姿の男性の日傘とかも珍しくはなくなりました。
メンズ美容の意識向上もあるでしょうし、紫外線対策は「美容」目的だけじゃない、日傘は「美白」のためだけにさしているのでないということが周知されてきた感じがしますね。
そしてあまりにも日本の夏が暑すぎるゆえ…。
まだ使ったことない人は、とにかく一度勇気を出してさしてみなよ。
こんなおっさんがとか、ほんとに関係ないから。
単純に直射日光に当たらない方が楽です。
雨に当たらない方がいいのと同じです。
雨に当たらない方がいいのと同じだから、「快適」とまではいかないよ。
世の中の人は大袈裟な言葉を使うので、「持ち歩く日陰」とか「もはや寒い」とか「世界変わる!」みたいな嘘だろって言葉をよく見かけるかもしれないけど、大袈裟な言葉はだいたい嘘です。
そういうの信じて生きてたら「世界変えられやしない」ってアスファルトを蹴り飛ばすことになるから、大袈裟な言葉には耳を貸さないで欲しい。
地面からの照り返しもあるので、いくら遮光100%でも日傘ですべてを防げるわけではありません。
雨の時の傘だって、マイナス100をマイナス50とかにするだけで、プラスどころかゼロにもならないでしょう。
期待をし過ぎるな。
でもあった方がいいってこと理解できますよね?
直射日光に当たり続けると単純に疲れるし、熱中症が心配だし、目から入る紫外線によって目だけでなく体へのダメージもあるので、炎吐く敵を前にフバーハかけるような気持ちでちょっとさしてみてほしいです。
焼けたくないとかじゃなければちょっとの外出でさす必要はないかなとは思うけど、駅まで15分歩くとか、外回りの仕事とか、行列に並ぶ等で歩かずにじっとしているときなんかは絶対にあった方がいいと思います。
どんな傘を買えばいいのか
傘はなんでもいいです。
すでに持ってる折り畳み傘とかあったらそれでもいいです。
繰り返しますがインターネットでは強い言葉ほど受けるので、「日傘は遮光100%じゃないと意味がない」とか「サンバリア以外は雑魚」みたいなこと言う人いるでしょう。
日焼け止めは3時間ごとに塗り直さないと意味がないとか、パウダーやスプレーじゃ効果ないとか。
せっかく紫外線対策に少し興味を持っても、そういうのを見聞きしてめんどくさくなっちゃう人って絶対いると思う。
「~はNG!」っていうサムネ見たら敵だと思ってる。
確かに、本当に絶対に焼けたくない人にとっては、その情報は嘘ではありません。
そういう方は頑張ってください。
でも、これを読んでる今初めて紫外線対策に興味を持っている40歳男性の多くは、暑さや熱中症、火傷トラブルの回避策であって、「絶対やかない」が目的じゃないんじゃないですか。
なので適当にやってください。
NGは透明のビニール傘だけなんで。
透明のビニール傘以外ならなんでもいいです。
スーパーとか薬局とかで売ってる傘とかなんでも大丈夫。
ただの雨傘とかめっちゃ安いやつとかだと布が薄くて透けてたりするけど、それでも直射日光を浴びるよりはマシなのでそういうのでもいいです。ないよりはいいです。
それに夏って、ゲリラ豪雨めっちゃ多いじゃないですか。
みんな折り畳み傘持ち歩いてないの?
ゲリラの度にコンビニで傘買うの?
その傘どうしてるの?
家に何本傘あるの?
旅行の途中でゲリラ豪雨にあったらビニール傘買うの?
数十分ですぐ快晴になったらその傘どうするの?持って歩くの?
折り畳み傘持ってれば突然の雨にも対応できるし、すぐ晴れたらそのままさしとけば乾くし日傘になるんだよ。
それともあれか、バス停で同級生と雨宿りしたい願望をまだ持っているのか。
君たちはあのタイプのバス停見たことあるのか。
そもそも君たちはアラフォーだろうが。
夢を持つのは素晴らしいことですが、折り畳み傘を持つのはもっと素晴らしいことです。
私はこの言葉を後世に残します。
だから何を買えばいいんだって
これから買うけど何買えばいい?っていう方にいつもおすすめするのは
IZA(イーザ)
です。
IZAは有名な傘ブランドWpc.内の男性用ブランド。
「大人の男性」のために展開されてるから、おじさんだろうがアラフォーだろうが胸を張って購入できます。
今は岡田将生さんが、過去にはオダギリジョーさんなどがモデルを務めてました。
私は自動開閉歴が長くて慣れ親しんでるので、自動開閉タイプのType : Automaticを使ってます。
ちょっと大きくて重いから、なるべく荷物軽くしたい人はほかのタイプの方がいいかも。
価格は3000~5000円くらい。
高い~って思うかもしれないけど、人気日傘の中では安い方。
買うなら最高スペックを買う派のおじさんはサンバリア(約1万円)とかモンベル(約7000円)行ったらいいと思うけど、私は1万円の傘をどこかに置き忘れたらと思うと持ち歩けないので、スペック十分で4000円くらいで買えるIZAがちょうどいいです。
ネット通販やPLAZAなどのバラエティショップで買えます。
IZAも高いなと思う方、バラエティショップとか行くのはダルい方、晴雨兼用折り畳み傘はコンビニやドラッグストアでも買えます。
セブンイレブンでもローソンでもファミマでもマツキヨでもウェルシアでも買えるでしょう。
晴雨兼用でだいたい1500円くらいですかね。
安いと1000円しない、高くても2000円くらい。
大きさは55㎝以上のものを選んだ方がいいと思います。
50㎝だとかなり小さい(一般的なコンビニビニール傘が60か65だと思います)
58㎝あると結構大きいと感じられます。
60㎝あったら超ハッピー。
最近まで近所で2000円くらいで買った男性用晴雨兼用傘(多分55㎝・自動開閉)を5年くらい使ってましたが、全然これで十分。
是非この夏、日傘デビューしてみてください!
防具を装備するんだ
日焼け対策において最も効果的なのは「肌を露出しないこと」です。
「日焼け対策」ならこれが一番。
しかし同時に暑さや熱中症対策も考えなければいけないので、ただ肌を覆い隠せばいいという話ではない。
長袖長ズボンでは絶対に暑い。
なので、半袖に腕だけカバーをするとか、半ズボンにレギンスを履くとか、UVカットパーカーを羽織るとか、そういった紫外線対策用の防具を身に着けるのがおすすめ。
アームカバー&レギンス
我が家にもアラフォー男性がいますが、暑いの苦手&昨年日焼けでえらい目にあったわりに(下の記事参照)、この夏はまた傘は邪魔くさいからさしたくない、日焼け止めはベタベタするから塗りたくないと言う。
喉元過ぎればというやつだ。
そんな彼も、アームカバーとレギンスは今年も率先してつけてます。
傘は片手塞がるし、雨の時だって本当は極力さしたくないものだから、嫌だという気持ちもわかる。
日焼け止めも、クリームっぽいものを肌に塗ることを好まない人は多いし、男性って女性より汗かくイメージだし、嫌われるのは仕方ない気はする。
(ディズニーランドの夏の男子トイレではみんな水で顔ばっしゃばっしゃ洗ってるらしいし、落ちたり目に入ってしみたりもあるみたい)
何もしなければ火傷状態になってしまうような炎天下、傘と日焼け止めを極力使いたくないのならこれだけはしてください、というのがアームカバー。
我が家のアラフォーおすすめはこれ
FREEZE TECH 氷撃 冷感アームカバー
氷撃冷感、強そうすぎる。
3000円くらい。
素材自体がひんやり感じられたり、風を浴びたり水に濡れたりで冷たく感じられたりする。
長袖よりも袖部の風通しもいいし、半袖+冷感カバーの方が快適に感じられると思います。
フェスなどの真夏のアクティブスタイルの人たちが、長ズボンじゃなくてハーフパンツ+レギンスなのもこの理由。
ハーフパンツだけだと日焼け、虫さされ、他人との接触が気になる、しかし長ズボンは暑いので、レギンスの人が多いんですね。
早くみずのはごろも実装されないかな。
あと、先程もちょろっと触れましたが、目から入る紫外線が日焼けや疲労に繋がるんですよね。
なのでサングラスも有効。
傘が嫌な人、傘をさせない場面では、帽子+サングラス推奨です。
日焼け止めを塗るんだ
日傘やアームカバーを使っていても、炎天下の野外活動ではやはり日焼け止めなしでは厳しい。
手の甲(アームカバーで隠れないタイプの場合)と顔の高いところだけでも塗ってください。
火傷しないために。
日焼け止めはどんどん進化していて、ベタつかないものやスプレー、スティックなどいろんなタイプがあります。
これもいろんなこと言う人がいますけど、「絶対に焼けたくない」という方以外はそんなにスペックを気にする必要もないし、2時間おきに塗らないと意味がないとか気負う必要もありません。
自分に合った使いやすいものを使ってください。
丸1日外にいるなら昼に1回は塗り直してください。
お願いします。
日常的に塗った方がいいかというとそれは生活にもよるとは思いますが、真夏の日差しの強い日に野外に1時間以上いるなら塗った方がいいかなと私は思います。
スプレー・ミスト
一番楽なのはこのタイプ。
クリーム状のものを塗るよりハードルも低いと思うし、広範囲にも塗りやすいし、髪や頭皮にも使える。
難点は、ほとんどの商品が顔に直接スプレーするのは推奨されていないところ。
手に一度吹きかけてそれを顔に塗るように書いてあることが多いです。
私はあんまりガスタイプのスプレー缶を買いたくないので、ミストタイプを使ってます。
今年発売されたビオレUV アスリズム プロテクトミストは、噴霧量が多く、見た目も可愛らしすぎず、香りもユーカリで甘くないし男性におすすめ。
価格が2000円くらいでちょっと高めなので、香りとか気にならなければ同じビオレUVの瞬感ミスト(1000円くらい)でも十分かなとは思います。
比較してます
スプレー缶を平気で買える人は、サンカットが安くておすすめ。
ジェル
一般的な日焼け止め。
こういった塗るタイプの中にもいろいろ種類はあるんですが、一番手軽なのは水感ジェルタイプ。
その中でもおすすめは、またしてもビオレUVのアクアリッチウォータリーエッセンス
軽い質感のジェルで、伸びが良くてべたつきは少なめ。
そういったジェルはビオレ以外でも同価格帯でいくらでもあるけど、その中でもこのアクアリッチを推す理由が容器。
蓋が分離しないタイプで、これが日焼け止めでは結構珍しい。
野外でも扱いやすいのでイチオシ。
スティック
ベタベタするのが心底許せないという方は、スティックがいいかなと思います。
紫外線予報・さらさらUVスティックなんて、どこ塗ったかわかんないくらいサラサラ。
手も汚れないし、1歳からOKだし、ベタベタを嫌がる子供にもおすすめ。
全身塗るのはきついと思うんで、防具でなるべく防御したうえで、手の甲と顔と首だけに使うくらいがちょうどいいと思います。
こちらの記事ではなるべく焼けたくない人用や、炎天下の野外アクティビティ向けなど、細かくとことん日焼け止めを紹介してます
そういうかんじで、日傘、防具、日焼け止めの3つについてお伝えするつもりが、ほとんど傘をさせという話でしたね。
この内容が皆様の夏をほんの少しでも快適にしたらいいなぁと思ってます。
私はこの夏はどこにも出かけません。
暑いので。
ではまた!
別に読まなくていい余談
私はテレ朝土曜深夜の「裸の少年」を第1回から欠かさず見ていたんだよ。
みんなパジャマでやってた、風間君がMCだったあれだよ。
0時半からこれがやってて、そのあと1時から内Pやってたんだよね。
20年以上前の話だよ。
のちのKAT-TUNは全員出てたと思うけど、赤西や亀梨がかなり目立つポジションにいて、中丸はだいぶ地味だったよ。
でもわたしはその頃からなんとなく中丸を推してるんだよ。
ジャニヲタでもKAT-TUNのファンってわけでもないし、活動を追ってるわけでもないけど、Twitterはフォローしてるし個人のYouTubeもちょこちょこ見てるよ。
あの頃から変わらずあの感じでい続けてるのも、なかなか凄いことだと思って見ているよ。
…っていう文章もそれ以前に用意していて、これは勝手に中丸くんの名前を使ってごめんね中丸くん&ファンの方~~~10代の頃から見てるよ~~~というような意味で書いてたんだけど、なんか別の意味になっちゃったな。
オチはありません。