同世代の方の中には、同じような感覚の方もいらっしゃるかもしれません。
資生堂・マジョリカマジョルカに特別な思い入れがある方です。
大掃除してたら昔の商品がいっぱい出てきました。
処分したものもたくさんあるし、現役でメイクボックスに入っているものもありますが、ほかにもこんなに眠っていたとは…
カスタマイズパレット
大きい方は単色シャドウを4つ
小さい方は2つ入れられます。
もちろん鏡がついていて、ブラシやチップも入ります。
単色シャドウはまだ売られているのに、パレットは売られてないのなんでだろう。
単色シャドウを2つ並べたサイズのチークがあったので、小さいほうはチークだけ入れたり、大きい方にアイシャドウ2つにチーク入れたり、チークを取り出して空になったケース(単色シャドウと同じ透明の引き出し型のケース)にアイシャドウ2つ入れてみたり。
中の写真も撮ったけどあまりに汚いから載せられない…検索してみて
限定の練り香水的なやつ
表面が綺麗すぎて結局触れなかった…
匂い系では一番最初に出たアロマジカが好きだった。再販されてほしかった。
この形のやつも新しいの出る度買ってたけど、そもそも香水つけないし、年齢的につけていい香りではないはずで、こちらにいたっては全くの未開封でした。
左は赤のマスカラ
初代のマスカラの形状ですね
右は赤ラメのマスカラ
最近のマスカラの形ですね
口紅
怖くて開けられないけどフレンチロリータです
まあそんなかんじでいっぱいありました。
リーフレットもどっかにあると思う。
ここで供養して捨てようと思って写真撮ったんですが、なかなか捨てられず…
思い出話でも綴ってみようかとおもいます。
なんとなくメイクをおぼえて数年、まだまだ探究心があった頃、マジョリカマジョルカなるブランドが突如マツモトキヨシに現れていました。
ゴシック風のモデルさん
ファンタジー世界のようなパッケージ
ひとつひとつのアイテムにつけられた名前
什器に置かれたリーフレットの「おはなし」
シャドウやアイライナーのカラー展開
当時の私はKERAを購読し、新宿マルイワンにいくことを楽しみにしていたタイプの子でしたから、一目で心を奪われたのです。
それまではセザンヌ、キャンメイク、KATEとか、どこのブランドが好きということもなく、DSのプチプラコスメを使用していました(このブランドラインナップ、2018年でもこうなるだろうというラインナップでこの人たちすごいな)
マジョリカマジョルカに出会ってからは、ほとんどのコスメがマジョリカマジョルカになりました。
ベース、眉、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、マスカラ下地、チーク
すべてマジョリカマジョルカでした。
赤いアイライナーや赤いシャドウは憧れそのものでしたし、カラーライナーにカラーシャドウを組み合わせるのがとても新鮮で、今考えればとんちんかんな組み合わせのメイクもしていたのでしょう。ただ楽しかった。
自分でパレットを作るのも楽しかった。
はじめてクリスマスコフレ的な限定品を買ったのもマジョでした。黒本と白本ね。
東京の夜というアイシャドウがとてもすきでした。
今思うと似合ってなかっただろうなって色だけど。
マジョリカマジョルカがアイシャドウパレットを出したときは、そういうのいらないでしょ、求めてないでしょとおもいましたが、シャドウカスタマイズの新色が出るわけでもなく、パレットの色もなかなか気に入ってしまったのでこちらもそれで落ち着きました。
20代後半となるとメイクが完全固定化されて、なくなったものを買いに行くという買い物しかしなくなっていました。
探求心ゼロ期の到来です。
ほかのブランドの売り場もあまり見ることはありませんでした。
そんなある日、ドラッグストアに買い物に行くと最愛のマスカラが姿を消していたのです。
途方に暮れました。
マスカラは最も重要なアイテムです。
つけてライブにいかないとその真価がわからないから、簡単には乗り換えられないのです。
たいへんに困りました。
ラッシュエキスパンダーでは代わりになれないことはもう知っています。
そもそもなぜラッシュエキスパンダーがマジョリカマジョルカのマスカラの代名詞になってしまったのか、まったく理解できていなかったのですが、使わなければいいだけのこと、わたしはエナメルグラマーについていきますよ、こっちはこっちでうまくやってますよって大人の対応してきたのに、まさか廃盤になるとは、情も何もあったものではありません。
ここから私は情報を得るために化粧品売り場をうろついたり、インターネットでお化粧品を調べたり、YouTubeで動画を見たりするようになります。
そうして気がついてしまいました。
マジョリカマジョルカは全く時代に追いついていないということに。
そしてマジョリカマジョルカの什器しか見ていなかった私もまた、時代に取り残されていたことに。
つづく