春です。
あっというまに季節が一巡してしまいました。
春ははじまりの季節。
新生活が始まる方もいらっしゃるでしょうし、生活に何も変化がなくても、長い冬の終わり、すなわち春の始まりを何か新しいものとして歓迎したくなる季節。
今年はとくに、春になったら、あたたかくなったら、桜の咲く頃に、外の風がきもちがいい頃に、そんな未来の約束が多く交わされ、一段と待ち遠しい季節になっている気がしています。
そして当然、春コスメもやってきます。
キャンメイク シルキースフレアイズ 07
ネクタリンオレンジ 750円(税抜)
何かそんな気持ちに引っ張られるように、珍しく黄色以外の春色コスメを迎え入れました。
発売されるたびに買わずにはいられない、シルキースフレアイズの新色です。
気付けば7色目。
7色目は春らしいオレンジメインのパレット。
「ネクタリンオレンジ」って名前、果物の「ネクタリン」と「オレンジ」をイメージした(「りんごみかん」みたいなこと)なのか、「ネクタリンという果物」が持つ「オレンジというカラー」を指している(「ストロベリーピンク」みたいなこと)なのか、どっちなんだろうか、普通は後者か、とか考えてるとまたコスメレビューがなかなか始まらないコスメレビューになってしまうのでやめておきますが、個人的にこのカラーからは「くだもの」よりも「春の花」を連想しました。
ポピーとかガーベラみたいな。
そんな春色カラーと、シルキースフレアイズそのものの持ち味である「シルクのようなつや感」と「スフレのようななめらかさ」との相性の良さを塗る前から感じています。
ネクタリンオレンジ各色紹介
例によって各色のことはABCDで呼んでいきます。
A:ほんのり薄ピンクが面で光るメタリックカラーにシルバーラメ。肌に乗せると白っぽい。
B:パレットではしっかりピンク色をしていますが、カラーそのものはうっすらオレンジベージュっぽい色味で、ピンクの正体はキラッキラのラメ。
反射させないとラメが消えるし反射させるとピンクが消えるので写真だと全然分からんけど。
C:メインのオレンジ。
パレット上だと元気いっぱいのビタミンオレンジ、なんならどぎついオレンジにも見えるんだけど、肌に乗せてみると意外と柔らかい。
ゴールドを中心とした繊細な多色パールが透明感を演出していて、「発色はいいけど透け感もある」オレンジになってます。
D:赤みブラウンっぽいマットな締め色。
それこそレンガとかテラコッタとか言われるような、焼き物のようなあたたかみがある。
私の瞼ではもうちょいオレンジ寄りのテラコッタっぽく発色するのと、締め色にしては明るく感じる。
ラメ、こっち向いて。
ネクタリンオレンジを使ってみて
メインとなるオレンジはピンクやブラウンなどの追加要素がない「THEオレンジ」。
一見これの主張が強そうに見えるんだけど、透け感とゴールドパールがいい具合に透明感をプラス。
締め色が柔らかくて全体の一体感を出しやすい、失敗しにくい構造なのは毎度の通り。
Bのピンクラメはキャンメイクらしい「キュート」な方向ではありつつも、比較的無難に、落ち着いた方向にまとめているシルキースフレアイズにおいては少々トリッキーというか、「はじけてる」感はある。
まあ、春だしね。
季節もパーソナルカラーも「春向け」ですね。
ネクタリンオレンジ超個人的感想
ここからは「色としてはオレンジ得意だけど分厚い瞼が腫れるからオレンジアイカラー苦手の会」の代表としての感想です。
代表、こんなにオレンジ全開のパレット使うんですかって思われるかもしれません。
確かに過去、アイシャドウを選ぶ際に「オレンジは腫れる」というのを考慮に入れていた時期もありました。
が、今は買うときにそこはほとんど気にしていません。
簡単に言うとメインカラーは「瞼の目尻側」にしか置かないようにしたら克服できました。
特にオレンジ系のカラーは「目尻側1/3からはみ出たものは即処刑」くらい厳しい管理下に置いており、今ではオレンジだろうが赤だろうが、無彩色とか完全なる寒色とかの超苦手カラーでなければ割とどんなカラーでも使えてしまう気がしています。
ちなみに、右上のような明るめのカラーも「目頭側1/3への侵入は絶対に禁止」です。
アイシャドウの塗り方はまた別記事で詳しく書きます。
そんなわけで、このメインカラーのオレンジはほとんど問題ではありませんでした。
ただ曲者だったのはDの締め色とBのラメです。
締め色がオレンジ問題、キラキラカラフル問題
通常締め色ブラウンはメインカラーほど厳しい規制がなく、概ね目の2/3くらいの位置まで引いてるんですけど、この締め色、テラコッタ色なんですよね…
いつもどおり塗ったら、メインカラーを乗せてないはずのところにオレンジを感じてしまう。
メインカラーに厳しく「1/3ライン」を守らせているというのに、比較的自由にやらせてもらってる締め色がオレンジを振り撒いてる。
これは示しがつかない。
規律が乱れます。
なので締め色もまぶた半分より内側に入らない配分に調整しました。
そしてもうひとつ、Bのラメ。
偏向なのか多色なのか分からんけど、割と大粒目のラメがカラフルに光りまくってくる。
まるでお花畑です。可愛いです。
でもどうも広範囲に入れてしまうと散らかった印象になる。
これもなるべく広げずに入れたいところにピンポイントで乗せる形に調整。
これでいい感じにまとまりはしましたが、私にしてはだいぶナチュラルメイクになりました。
まあ、たまにはこんなのもいい。
春だしね。
たまにはこんな春色全開もありだと思います。
工夫したらいろいろ使えそうなところも面白いですし。
もしなんか違っても「春だしね」の一言で済む。
ではまた!!
今回音楽ネタはなかったのですが、書いてるときに脳内で流れていた曲を貼っておきます。
出会いはみゅーてえええええええええええええええええええええええええええ