またもやチークとかリップとか買ってきた。
それ使うのか?そんなにいつ使うのか?
というのは常に私につきまとう、後ろめたさも伴う懐疑心なのだけど、それでも買う。
そこで立ち止まったり行ったり来たりするようなフェーズはもう超えた。
でも今日はまたそいつがやってきた。
それもはっきりと実態をもって。
それ使うのか?いつ使うのか?
それを囁くのは当然「もう一人の僕」なわけだが、そいつの顔は目元を残して顔の下半分はすべて白い布のようなもので覆われていた。
チークやリップのメイクをしているのかは観測することができない。
していても、していなくても、同じだ。
同じなのだ。
そこで私の顔も、同様にマスクで覆われていることを思い出すのだった。
世界中で猛威を振るう脅威の影響で、ここ最近は毎日必ずマスクをしています。
仕事中は土地柄もあり義務化されている。
次に行くLIVEもアーティスト側から「マスク着用のお願い」が発表され、オンだろうがオフだろうがしばらくはマスク着用を余儀なくされています。
リップを前回塗ったのは一体いつのことになるでしょうか。
そんな中でコスメを買うのは少し虚しさもありますが、マスクから解放され思いきり好きなリップやチークを塗りたくる日を夢見る、新しいコスメはそういう希望の象徴であるのだ、そうやって今日も納得して1秒も悩まずコスメを買ってきました。
ただの無駄話でした。
1日も早く鎮静化することは願っています。
キャンメイク パウダーチークス PW45
限定色 ヘーゼルブラウン 550円(税抜)
チークの限定2色が2/1に発売されました。
もう一方には目もくれずヘーゼルブラウンだけを買ってきたんですが、もうひとつのメロウピーチもゴールドパールたっぷしでなかなかいいみたいですね。
商品写真、アットコスメのシールが主張激しすぎるので剥がそうと思ったらめちゃくちゃしっかりくっついてたのでやめました。
先日素晴らしいベージュチークを発売してくださった我らがキャンメイク様が、遂にブラウンのチークを生み出してくださいました。
まずは心より御礼申し上げます。
パウダーチークス、今まで欲しい色がなかったので、多分買うのはまっきいろのチーク以来だと思う。
付属のブラシはかなりさみしい感じですが、その分薄くてコンパクト。
フルール系に関してはブラシの代償に薄さを捨ててるし、極端である。
さて、このヘーゼルちゃん、
糖度低めで大人っぽい仕上がり
「忍ばせ色」としても使える⁉
控えめ発色のブラウンチーク
またしのばせてる…
コスメ業界しのばせがち。
忍びなれども忍ばない忍者の戦隊も少し見習った方がいい。
最初手の甲に乗せてみたら見えなかった。しのびすぎた。
色黒だとあまり発色しなさそうです。
肌の比較的白い部分に指で重ね塗りしてこんな感じ。
マットで、色はほんのり赤みを持ったブラウン。
これ以上赤みを抜いたらチークじゃなくてシェーディングでいいじゃないっていうところギリギリの赤み。
私は決して肌が白い方ではないので、頬に乗せるとやっぱりだいぶ忍んでいます。
色自体も肌にとけこみ、ツヤによる明るさも加わらないので、 チーク塗ったような塗ってないような…?
とはいえやはりつけていないのとは違います。
赤とかピンクとかオレンジとか、チークとして「頬に色を乗せる」役割は担わないのだけど、自然に立体感を生み出してくれる気がします。
自然な陰影だけならシェーディング用のものでもいいかもしれないけれど、ここでちょっとの赤みが生きて、昔のV系みたいな不自然な影にならないようにしてくれる。なかなかいいバランス。
顔をパッと明るくするようなチークではなく、良い感じに「影を落とす」アイテムのように思いました。
シナモンラテフルールとはどう違うのか
似たような系統の手持ちチークと比較していきます。
中でも先月発売されたばかりのキャンメイク グロウフルールチークスのシナモンラテフルールとの差が気になるところではないでしょうか。
今回お集りいただいたチークのみなさんです。
左上:セザンヌ ナチュラルチークN ローズベージュ
右上:キャンメイク ヘーゼルブラウン
左下:キャンメイク シナモンラテフルール
右下:ヴィセリシェ フォギーオンチークス モカブラウン(限定)
気になるシナモンラテフルール
パッと見が近そうなセザンヌローズベージュ
あんまり限定色はこういうところに出さないように最近しているのですが、このあたりのプチプラではこれ以来のブラウンチークだと思うので(赤レンガ系を除くと)、ヴィセリシェのモカブラウン
です。
シナモンラテフルールの方が赤みの少ないベージュです。そしてツヤがある。
自分の頬にのせてみた感じ、シナモンラテの方が赤みは出にくいながらもまだ「可愛らしさ」も感じる明るさのある仕上がりで、ヘーゼルは前述のとおり陰のあるイメージ。
コスメレビューっぽい言葉を使うとヘーゼルは甘さの少ない「大人ビター」な雰囲気。
キャンメイクの方からも「糖度低め」という言葉が使われているとおりです。
見た目は遠くないセザンヌのローズベージュ、塗ってみるとなかなかローズなんですよね。そういやこれレビュー書きかけだったなぁ…
親愛なるヴィセリシェのモカと似てるカラーを想像、期待していたのだけど、同じブラウンでも結構違いました。
モカは赤み少な目で黄み寄り、オレンジみを感じるのだけど、ヘーゼルは赤みはありつつもそんなに黄みのないブラウン。
ブラウンと言えども、そこまでイエローベースに振り切ったカラーではない気がします。
こうして見ると、どちらかといえばシナモンラテフルールとモカブラウンの方が近い気もする。
モカブラウンの方が暗めでオレンジっぽく赤みが出るので雰囲気は違うけど。
糖度低めで闇属性のしのばせ系チーク
シナモンラテフルールのときにも
「頬に赤みを差したいわけではないけどノーチークやシェードカラーではなんか足りないっていうようなときにちょうどいい」
と書いたんですが、これもまさにそれです。
むしろこれがそれです。
チーク塗ってない人にも見えるし、でも塗ってない時とは違う、そんな感じでした。
シナモンラテフルールは私の肌だとわりと生き生きとした顔色を演出していたので、シナモンラテの方がチークの仕事してたかなという気がする。
ヘーゼルブラウンは塗ったときの感じは嫌いじゃないけど、あえてつけるなら私はシナモンラテフルールかな~
試し塗りしただけなのできちんとメイクしたらまた感じ方も変わるかもしれませんが、マスク解放されるまでは分かりませんね…
そして色白の方とかブルベの方だとまた発色、感じ方は違うかもしれませんが、私としてはそんな感じです。
ヘーゼルとシナモン、どっち買おうか迷っている方にコスメレビューらしくまとめると、
甘いな。そんな甘さはとっくの昔に捨てたよ…っていう人はヘーゼルブラウン
俺にもまだ残っていたか、とっくに捨てたと思っていた甘さが…っていう人はシナモンラテフルールがおすすめだよ!
あとは光属性はシナモンラテで闇属性はヘーゼルブラウンかとも思う。
まあヘーゼルは迷ってたらなくなってしまうと思うので決断はお早めに。
これも定番化に期待ですね。
チークはあんまりこれだっていうのがなくて難民というより放棄してた時期もあったんですけど、シナモンラテ、ヘーゼルブラウンと、連続でいいチークに出会えて今年はスタートがいい感じです。
キャンメイクは本当に「今までなかった」を次々と提供してくださり感謝でいっぱいなのだけど、ここまでくるとチークに関してはあとはゴールドチークぐらいしか残ってない気がする。
今回の限定2色がゴールドパールのコーラルカラーとブラウンだったのでブルベの方は最近イエベ優遇されすぎ!!!ってそろそろ憤慨するんじゃないかと思うんですけど、今まで売り場にこっち寄りのものがなさすぎたのであって、このへんで一通り出尽くして、また青みカラーのムーブメントがやってくるんじゃないかなと素人心に思っています。
ではまた!