ロレアルパリのマットリップスティック、カラーリッシュモイストマットNに新色が登場しました。
ドラッグストアのリップの中で私が最も好きなリップスティックなんですけど、 そもそもドラッグストアで売っているものをメインに購入、使用しているので、ドラッグストアで最も好きなら、それはもう世界で一番好きなリップと言っても過言ではない。
しかも新色はすべてブラウン、それも5色の大量投入。
ブラウンばっかりそんなに!?と思った方、待ってほしい。
モイストマットNシリーズというのがもともとローズ系、赤紫っぽいカラーの宝庫であったことを忘れてはいけない。
むしろこれでやっと世界の均衡が保たれるのだ。
ロレアルパリ カラーリッシュ モイストマットN
各1800円(税抜)
マットなのにうるおう。
なめらかなつけ心地。
ひと塗りでしっかり発色し、際立つオトナリップに。
しっかり発色のマットリップでありながらしっとりなめらか。
仕上がりも見た目も高級感があり、プチプラと言うには少しお高めですが、その価値が感じられるリップスティック。
新色はPLAZA、MINIPLAで先行販売をしています(全国発売は9月25日)
限定色ではないので焦る必要はないし、PLAZAが近くになくてもオンラインで購入も可能です。
その中から3色を買ってきました。
残りの2色、220はブラウンみを全く感じられず、303はブラウンみしか感じられなかったので見送りました。
公式のスウォッチめちゃくちゃ有り難いんですが、全体的に赤みが強く見えるので参考程度に。
\Color Swatch💄/#モイストマットリップ 新5色+人気No1カラー271のスウォッチ!参考にしてみてね👀
— ロレアル パリ (@lorealparis_JPN) 2020年8月11日
302 ロックオンファイア
298 ブリックプラネタ
202 メイプルモカ
220 ショコラルージュ
303 テールアンティーク
271 ディバインモカ#ロレアルパリ#ブラウンリップ pic.twitter.com/YY7Rf9AhTE
202 MAPLE MOCHA
シナモンブラウン
まずはこちら、本名はメイプルモカ、プロモーションで使われてる色名はシナモンブラウンです。
メイプルなのかモカなのか、はたまたシナモンなのか。
テラコッタやブリックと違い色名から実態を探るのも難易度が高く、事前のネット情報でもどういう傾向のブラウンなのかがよく分からなかったので、 見て決めようと思ってプラザに赴きました。
実際見てもよく分からなかったけど、なんかオシャレだしブラウンみもあるので購入。
くすみピンクブラウンという感じかな?
かわいらしさとセクシーが同居したような魅力があります。
手の上ではなかなか素敵なカラーに見えたんですが、唇に乗せてみると想像より黄みや赤みが感じられず、くすみや彩度の低さが目立ちます。
あとなんかちょっとローズっぽくなる。これは私の唇のせいかもしれない。
私は紫み、ローズみ、グレーみがあるもの、低彩度や赤みや黄みが少ないリップが得意ではないのですが、元の唇に紫み、ローズみ、グレーみを持ち、低彩度で赤みや黄みをあまり持たないゆえに、リップ本来のカラーが少なからずそれに引っ張られてるんですよね。
透け感のないマットリップとはいえその傾向はゼロではないので、唇の上では手に塗ったときよりも赤みや黄み、彩度が落ちてしまう。
元々のカラーそのままの発色であればまた印象が違うと思うので、唇の色が赤かったりピンクだったりすると発色は違うと思われます。
どちらかといえばミューテッド向けのカラーのような気がしますね。
ソフトオータムの方は勿論、サマー民でもいけなくもないのかもしれない。知らんけど。
298 BRICK PLANET
ブリックブラウン
こちらはブリックプラネタ、またの名をブリックブラウン。
何にしろブリック。
これはこれは待ちに待った赤レンガリップです。
赤より深く、ブラウンより赤く、オレンジより落ち着いた赤レンガカラーは私が一番好きなリップカラーであり、冬のマストアイテム。
そんなカラーが最も好きなモイストマットNから発売されればそれはもう優勝しかなく、他のリップが全員敗者となってしまう。
これはいけません。
絶対の王の存在は必ずしも悪い結果を生むわけではないだろう。
しかし我々はそれを許していいのだろうか。
でも欲しい。
優勝したい。
おもてたんと違う!
私の考える赤レンガとは何かが違う。
何しろ202との違いが分からない。
売り場の照明では全く差が分からず、その上最初私が手に取ったとき、何者かの手によってテスターが入れ替えられているという罠が仕掛けられていたので(たしか202と302が逆になってた)、なーんだこれは298じゃないな、レンガじゃないもんな、こいつは一本取られたなって思って色番を確認したらそれはちゃんと298でしたね…
並べてもご覧の有り様。
唇に乗せてもそんなに変わらないけど、298の方が暗いのは明らか。暗いのに明らか(だから何)
比べると202の方がピンクが強く出て、本当にほんのりですが黄色の明るさを持たないわけでもないのに対し、298は黄みの影もなく、明度も彩度もさらに落ちる感じですね。
上から
BRICK PLANET
BRICK RED
RED BRICK
BRICKと名の付くリップでもこれだけ違いがあるし、実際レンガにもいろんな色があるから、まあレンガっていうからレンガなんだろ(投げやり)
私が望んだのはkissヴェールリッチルージュ55みたいなカラー。
こうして並べるとレンガのような気もするんだけど、202同様に唇の上では印象が違います。
レンガというには赤みが少なく、黄みはなく、彩度も明度も低め。
くすんだブラウンはそれはそれでオシャレなんですが、私にとってはあまり顔色のいいカラーではありませんでした。
ティントの残存で赤っぽくなってる唇に塗ってみたら、「ど真ん中ではないけどこういう日があってもいい」っていうくらいに、素の唇に塗ったときよりはランクアップしたので、使うとしたら何らかのニュアンスチェンジ必須かなーという気がします。
モイストマットNのブラウンを並べてみました。
271(既存色)は少し紫を感じるディープブラウン
リュクスレザーコレクション291(現在は販売されていません)は赤みもしっかり感じられるディープブラウンで最高。
これをもう少し赤寄りにしたカラーだったら優勝してた。
あと298は今は亡き資生堂ルージュルージュのAmber Afternoonに近いものがあります。
Amber Afternoonの方が少し黄みがあって、少し明るくて、少し彩度が高くて、ほんとに僅かな差だと思うんですけど、それだけで結構印象が変わりますね。
リップ以外はPC外してもなんとかなる気がするんですけど、リップってなんでこうも手厳しいのでしょう。
私はAmber Afternoonは最高なのに298はいまいちですが、僅かな違いだからこそどっちもいける人や逆になる方もいるんじゃないかなと思います。
まあAmberも基本ゴールドと合わせてたし、202と298も赤みや黄みのニュアンサーと共に愛していこう。
とりあえず独裁者の誕生は阻止された。
302 ROCK ON FIRE
ニューテラコッタ
最後は302 ROCK ON FIREことニューテラコッタです。
ニューテラコッタっていう響きや字面が昭和に建てられたホテルっぽい。
まごうことなきテラコッタです。
赤すぎず、オレンジすぎず、明るすぎず、暗すぎない。
望んだ発色がここにある。
そんなオレンジブラウンです。
202と298が言葉にしづらいカラーだったのに対し、302は単純にして明快、直球勝負ですね。
モイストマットN 304(元リュクスレザーコレクション292)はほんのりピンクでベージュみのあるふんわり優しいテラコッタ
フリーザヌードコレクション312は戦闘力53万の強さ。赤みが強いテラコッタ。(そして久しぶりに開封したけどやっぱくさいわ)
どちらも素晴らしいカラーでしたし、人の好みは千差万別。
実際の色としての正しいテラコッタや、本来の意味である焼いた土の色はまた違うかもしれない。
しかし、もし「オレンジブラウン」「テラコッタ」を発注したらまずは302で納品してほしい。302はそういう正しさがある。
ニューテラコッタというより真・テラコッタ。
カラーはパキっとしてるので312のような強さも持てるし、ぼかしてつければ304のような柔らかさも出るので、非常に優秀な一本だと思います。
302のニューテラコッタは間違いがない秋カラー。
202、298は低彩度のくすみが得意な方におすすめ。
ブラウンかどうかは定かではないけどイエベ向けピンクリップとしては良さげな220、秋冬ディープ向けの303、そして既存の304、271を加えると、どのPCでもどれかは当てはまりそうなブラウンのラインナップになった気がします。
ブラウンリップを使いたいブルベの方の声は年々強まっていると感じているので、この傾向は素晴らしいですね。
私にとって今回302だけがどんぴしゃという形でしたが、どこかの誰かには202や298もどんぴしゃに刺さるのかと思うと、それはそれで嬉しいんですよね。
ブラウンリップについて聞かれたり伝えることが増えていくうちに、そういう悟りを開いたらしい。
何になりたいんだ。
ではまた!