今日も元気に日焼け止めの話です。
日焼け止めはなんぼあってもいいですからね。
先日紹介したADDICTIONのクッション型のUVアイテム、
画期的かつかなりの名作と言えるアイテムだったんですけど、なんと言ってもデパコスです。
デパートで売ってるコスメです。
普段プチプラで身を固める者としては、減りも劣化も早いクッションで本体4400円+ケース1430円(税込)は、ちょっとコスパが悪いように感じてしまいます。
しかも現在欠品続出中で入手も困難。
そこで似たようなプチプラアイテムを試してみることにしました。
- MISSHA M クッションベース ミント
- 低評価コスメって実際どうなの⁉試してみた
- ミシャ クッションベースはまさにクッションタイプの日焼け止め
- 日焼け止めの塗り直し、長年の問いについに答えが出るか
MISSHA M クッションベース ミント
SPF50+ PA++++ 1650円(税込)
クッションファンデーションで有名な韓国コスメ、ミシャのクッション型の下地です。
これ自体は昨年から見かけていて、気になってはいました。
価格もアディクションの半分以下だし、試すは今。
そんで「ミント」のカラーを購入したんですが、買ってから判明した衝撃の事実。
アットコスメの評価が
★2.9/7
という地獄レベルの数字でした…
(ちなみにアディクションは5.7)
MISSHA(ミシャ) / M クッションベース(ミント)の公式商品情報|美容・化粧品情報はアットコスメ
(2023年5月現在)
アットコスメで3切ってるって、結構なヤバヤバコスメの可能性があり、まるで使い物にならなくてもおかしくない。
というわけで今回は、「商品の良さ」ではなく「商品の悪さ」を深堀していこうという内容になります。
本当に粗悪品なのか、何が悪いのか、アディクションの代わりにはならないのか、そういう方向で見ていきます。
「アディクションとは似て非なるものである」ということはだいたい想像がつくと思いますので、それだけは先言っときます。
低評価コスメって実際どうなの⁉試してみた
せっかくなので、それっぽい見出しをつけてみました。
(タイトルにする勇気はなかった)
こちらがミシャ Mクッションベースのミント。
一般的なクッションファンデーションと同じ佇まいをしています。
クッション型のものを買うのがアディクションが初めてだったので、「アディクションは薄くて持ち歩きに良い」という口コミにピンときてなかったんですけど、これでよく分かりました。
おそらくミシャ(左)は平均的なクッションのサイズ感で、アディクション(右)が特別薄いのだと思います。
SPF50+ PA++++で心強い。
アディクションは「下地にも使える」という立ち位置なのに対して、こちらは下地がメインで「お直しにも使える」。
トーンアップ&ミントカラーで赤みをカバー、乾燥ダメージからも守ってくれそうな感じがします。
それでは低評価の原因を確かめていこうと思います。
1.くさい
まずは香りです。
CICA配合なのでハーブっぽい感じはあります。
が、いい匂い、ではない…
ハーブっぽいのはハーブっぽいんだけど、なんか若干酸っぱいというか、埃っぽいというか、なんかの匂いに似てるんだけど思い出せない…
なんかこう、バブル時代に最盛期を迎えた古い観光地みたいなイメージだけは湧くんだけど、自分でも何言ってんだかよく分かりません。
でも強い香りではないので、自ら嗅ぎにいかなければそこまで気にならないかな?
マスクするとちょっと嫌な感じあるけど。
もし香り以外すべて良かったとしても、星ひとつ減らしたくなる香りではあります。
2.色補正効果がない
クッションなのでテクスチャは無論シャバシャバ。
淡いミント色をしています(念の為鳥を配置しています)
確かに、よほど液体が集まっていないと緑色には見えませんね。
指で塗ってこんな感じですけど、ましてやクッション。
パフに軽くつけて顔にポンポンとパッティングするだけでは、ミントの効果は得られそうにありません。
伸ばしたらほとんど無色。
白くはなるのでトーンアップはすると思うけど、赤み補正はあまり期待はできそうにないですね。
そんな、評価を下げる一因である色補正効果のなさですが、私にとってはこのミントを買う大きな決め手でした。
なぜなら私が本当に欲しいのは「無色透明」だったから。
私はAmazonでレビュー見てAmazonで購入したんですが(アマゾンでの評価は★3.7/5)、レビューで多く言及されていたのが「ミントの意味のなさ」でした。
だとすれば、透明を望む私にとってはむしろ好都合。
攻撃が全く通らないどころか吸収して強くなってしまう敵みたいな気持ちでミントを購入したわけです(その時点ではアットコスメ★2.9は想定外でしたが…)
とりあえず、私のように色がつかないことを期待して買うのはいいと思いますが、ミントカラーを期待して買うのはおすすめしません。
3.ベタベタする
アディクションとの決定的な違いがこれです。
同じようにクッションで、サラッとした水っぽい液体だと思うんですけど、
アディクションは「みずみずしい」「ツヤ肌」
ミシャは「油っぽい」「テカテカ」
塗った後はベタつき、被膜感があるし、顔もツヤ肌っていうか脂肌っていう方が相応しいテカり方になる。
上からパウダーファンデを塗ってしまえば見た目には悪くないけど、塗り心地はあんまり良くはないですね。
4.乾燥する
5月の頭に使ったときはかなり乾燥が気になりました。
乾燥ダメージから守ってくれるどころか、本人がダメージソースになっちゃってる。
5月の中旬以降、夏のような日もあったりなかったりしてくるとそんなに気にならなかったので、夏場にはいいかもしれません。
ただ、アディクションのように保湿してくれるものだとは思わない方がいいです。
5.すぐなくなる
2、3回使っただけでその気配感じてます。
毎日使ったら1か月も持たないんじゃないか。
端っこの方は液が染み出てるんですけど、真ん中はからっからなんですよね
全然つかない。
パフに取るのが煩わしい。
(この後クッションをひっくり返してヒタヒタ状態にはなったのですが、先は長くなさそうな気がします)
とまあ、低評価の理由はすべてその通りでした。
だからといって完全に駄品かというと、私はそうは思いませんでした。
★3.5くらいはあってもいい。
ミシャ クッションベースはまさにクッションタイプの日焼け止め
これの良くないところって
- くさい
- 白くなる
- 被膜感
- 乾燥
これ、まんま使い心地の悪い日焼け止めじゃないですか?
昔ながらのシャバシャバの安い日焼け止めがクッションの形をしている、それがこのクッションベースなのではないだろうか。
なんかそんな感じがする。
そしてクッションになったら
- すぐなくなる
という欠点が追加されてしまったわけだけど、「日焼け止めがクッションの形をしている」という点は悪くないんですよね。
朝、下地に使ってみました。
先に書いた通り、パウダーファンデを重ねてしまえばテカテカは気にならないし、帰宅後もいつもよりはツヤ感強かったけど、意外と悪くなかったです。
私はやっぱり日焼け止めはクリーム塗った方が早くて確実だと思っちゃうけど、毎朝のメイクで手が汚れるのが嫌という方も結構いるからそういう方にはいいですよね。
何せ、日焼け止め塗り直すのが難しい場面でUVケアをするためにコンパクトタイプのパウダーだのを用いているわけだけど、日焼け止めそのものがコンパクトタイプなら一番話が早い。
実際お化粧の上からだったら、日焼け止めクリームよりもはるかに塗りやすい。
テカテカになっちゃうからさらにパウダーとかは必須になるけど、手軽だし汚くつかないから、お直しに持ち歩くのは結構ありだと思う。
アディクションのように、うるおい補給とか、肌をきれいに見せたくてつける、っていう用途は向いてないと思います。
しかし「日焼け止め」という機能だけを取り出してみれば、みずみずしすぎて頼りないアディクションよりもミシャの方が活躍するんじゃないかなぁ。
日焼け止め効果を調べたわけではないので実際のところは分かりませんが、この使用感で日焼け止め効果もなかったら目も当てられないので、そこくらいは信じたい…
ちなみに、レビュー数が少なすぎてあまり参考にできない数字かもしれませんが、ラベンダーとピーチは★4以上あります。
日焼け止めの塗り直し、長年の問いについに答えが出るか
ミシャ クッションベースは、匂いとか減りの速さとか微妙な点がいくつかあったけど、日焼け止めをクッションにするっていうのはかなりいいと思いました。
今まで塗り直しに関しては「日焼け止めクリームの代替品」を求めていたわけだけど、日焼け止めクリームそのものが塗りやすくなればいいんだって目から鱗落ちたし、わりとクッションタイプがひとつの答えのような気がする。
アディクションの人気によって広がりを見せる可能性もあるし、スプレーやスティックタイプが定着したように、ドラッグストアの日焼け止めコーナーに普通にクッション型が並ぶ日が来てもおかしくないと思う。
もっといろんなところから出て、安く気軽に選べるようになると嬉しいですね。
ではまた!