ヴィセのアイシャドウを買ってきたので感想書きます。
毎回記事の書き出しってどんなん書くんだっけ?ってなるので、「ブログ 書き出し」でググって「ブログの書き出し」について書かれたブログを読もうとしたのですが、そのブログを開いて即、本題の部分までスクロールしている自分に気が付いたので、「書き出しに悩む必要はない」という経験を得、中身は読まずに戻ってきました。
勉強になりました。
そしてこれも誰も読んでない。
- ヴィセ ニュアンスマットクリエイター BR-3
- シン・囲み目メイク
- ヴィセは濃いアイメイクを復活させようとしているのか
- ニュアンスマットクリエイターで新・囲み目メイク
- Z塗りで分かるニュアンスマットクリエイターの真価
※価格は私調べです
ヴィセ ニュアンスマットクリエイター BR-3
チェスナットブラウン 1320円(税込)
以前ヴィセの新作アイシャドウとマットリップ気になるという話をしていましたが
マットリップの方は「赤218」や「赤223」が配合されており、ティント効果がありそうだったので購入を見送りました。
今回購入したのは新作アイシャドウパレット「ニュアンスマットクリエイター」のBR-3チェスナットブラウン。
どの色も素敵で悩んだんですが、店頭でどうしても目が合ってしまってチェスナットブラウンに決めました。
ヴィセはリップの相性はあまり良くないんですが、アイシャドウの色だしは毎回ツボな気がする。
そしてヴィセのパレットは意外と安いと毎回思う。
シン・囲み目メイク
今回このパレットでヴィセが提案するのはなんと「囲み目メイク」。
黒のアイライナーで目を囲むようなメイクはもはや平成の昔話。
昭和に生まれた我々は時代の流れの中で「脱囲み目メイク」を余儀なくされ、ようやく透け感アイシャドウ抜け感アイライナーにアジャストできてきたかと思われた、そんなときに、囲み目メイクだと!?
ヴィセの提案する「新・囲み目メイク」とは
たしかに、薄いアイメイクは行くところまで行ってしまった感はあるし、そろそろアイメイクは濃くなるという話もある。
これはその狼煙なのか?
プレスリリースによるとこうだ。
今シーズンの『ヴィセ』では、“囲み目メイク”をジェンダーレスに提案します。
“囲み目メイク”は、アイカラーやアイライナー等で目の周りを囲むように塗布するメイクのことで、1990年代にもトレンドになったメイク方法です。
当時は、黒や濃い茶色などの色を、ライン状にくっきりと塗布して仕上げるのが主流でしたが、今回『ヴィセ』が提案するのは、透けるような色味のアイカラーを上下のまぶたに塗布することで、自然な陰影が演出された、“新・囲み目メイク”です。
囲み目メイクと言っても、黒のアイライナーで囲めというわけではなさそうです。
透け発色のアイシャドウで囲むことにより目もとに自然な陰影を作る、それがヴィセの提案する「新・囲み目メイク」というわけだ。
あくまでもトレンドの透け感からは逸脱せず、新たなスタイルを提案しようといった姿勢ですね。
ニュアンスマットクリエイターの特徴
実際このニュアンスマットクリエイターは、ふんわり透けるような発色。
そしてラメやパールが一切配合されていない完全マットなパレットです。
眉やフェイスカラーにも使えそうだし、男性にもおすすめですね。
さらに特徴的なのが
4色の間に仕切りがない。
私は言われるまで気が付かなかったけど。
しかも
こうやって塗れって!
左上からZを描くように4色をブレンド…?
https://www.kose.co.jp/visee/nuance_matte_creator_special/
なんかもうコスメ業界、やりつくしてしまったんじゃないか。
ハイスピードで新作を市場に送り出さないといけない、このシステムにそろそろ限界が来ているんじゃないのか。
なんか心配になるようなご提案ではありますが、私は気づいた。
ヴィセはやっぱり、濃いアイメイクを取り戻そうとしているね。
私には分かる。
今年のマイベストコスメ確定レベルで使い倒している、ヴィセのパノラマデザインアイパレットを手にしたときも思った。
トレンドの締め色なしの4色アイシャドウに見せかけて、まるで隠すような形で締め色を配置していたのだから。
こうまでして、濃い締め色を捨てられない人物がヴィセの中核にいるんだろう。
ヴィセは濃いアイメイクを復活させようとしているのか
今回も、2022年の4色パレットにしてはしっかり暗めの色を含む配色になっている。
それを悟られぬよう「指で塗れ」「Zで塗れ」って言ってるんだろう。
表面上はトレンドの透けメイクを提案しつつ、チップでしっかり塗り重ねれば濃いアイメイク支持者も満足いくように設計しているに違いない。
よく焼いて食べてくださいといってレバーを提供する焼き肉店みたいなものだ。
OK、分かったよ、ヴィセ。
私はそんなことを妄想しながら入荷日を心待ちにし、ニュアンスマットクリエイターを購入してきたのだった。
※1回使えばこれがどれだけふざけた妄想か分かります。
ニュアンスマットクリエイターで新・囲み目メイク
妄言はこのくらいにして塗ってみましょう。
ちなみに、Aはファンデーションから着想を得た「スキンリセットカラー」
Aを最初に塗ることで、まぶたのくすみ・色ムラを自然にカバーし、あとから重ねるカラーの色を美しく引き立てる。
説明だけ聞くと普通にベースじゃんって感じなんだけど、質感が本当にフェイスパウダーっぽい。
粉質はやわらかくてサラサラ。
意識しなくてもただ塗るだけで自然とソフトフォーカス感。
肌にとけこむような、ふんわりと透けるマットです。
Aは実際肌にとけこんでしまいました。塗ってますよ。
Cのカーキっぽいようなグレイッシュなブラウンに惹かれてBR-3を選んだんですけど、思った以上に良い!!!
グレイッシュやスモーキーとつくようなカラーが本当に好きなのに本当に似合わないので、赤みブラウンと一緒のパレットに入ってるし、ギリギリ行けそうなカーキっぽいしで望みをかけていたんですが、これはありのやつです。
健康的に生き生き見えるハマり色ではないけど、このすりガラスのような質感と相まって少々影を落とした雰囲気ある目もとが作れるような気がする!!!
めっちゃ秋冬っぽくて好き。
私はカーキのこと好きだけどカーキは私のこと好きじゃないんだよなっていう秋の方には是非使ってみてほしいカラーです。
最初アイテムを見たとき、「締め色の方が赤みがあってメインカラーの方が彩度が低い」っていう配色がいまいち想像つかなかったんですが、実際瞼に塗ってみたら分かりました。
本当に透ける発色なので、色を「重ねる」発想なんですね。
だからカーキ苦手の話も入ってくるけど、赤みのブラウンに少しだけCを重ねるなどして、濃さや面積をコントロールして苦手を取り入れるってことも可能ですね。
ハンサムレッドは締め色が赤でメインカラーがグレーってところがよく分からなくて購入を見送ったんですが、こっちも俄然気になってきましたね。
Z塗りで分かるニュアンスマットクリエイターの真価
そういう作りだから、Z塗りもそれほどおかしいことではない気がしてきた。
締め色薄いアイメイクが当たり前のZ世代の方、単色アイカラーでもアイメイクが完成する目もとをお持ちの方なら推奨できるのかもしれない。
ただし私は瞼の中に大福入ってるのかというくらい、厚い一重まぶたが膨らんでいる人類。
単色アイカラーや透けカラーを塗ったところで、その膨らみを強調するだけ。
Z塗りはいいものかもしれないけど、私向けではないだろう。
Z世代じゃないし。
ましてやZ戦士でもない。
でもこういった記事を書くからには一度はやっとかないとダメでしょ!
ってことでやってみました。
こうして
こう!
意外と普通にいい。
普通こんなことしたら思いもよらないところに濃い色がついちゃったり、何か加減、調節をしないといい出来にはならないのかなと思ってしまうんですが、全然平気です。
ただZに指を滑らせて、それをそのまま瞼に滑らせる。
それだけでアイメイクできましたねえ。意外と。
そんなんしたら汚くなっちゃう!って思うでしょう。
そりゃこうなりますけど、サラサラ軽い粉なのでさっと払えばとれる感じ。混ざって汚いって感じじゃない。
無理な人は無理かもしれませんが…
私は締め色をしっかり入れたいので、Z塗りしたあとでDのカラーだけあとからチップで足しましたが、それでも2ステップ。
4色を順番に重ねる必要なんてなかった。
これで私もZ戦士!
一応チップで塗り重ねたりもしてみたけど、やっぱり「ふんわり透けマット」の良さに全力出してるパレット。
濃いメイクに向いてるか、濃くメイクできるかというと微妙でした。
本当にこれは透け感アイメイク、いや、「新・囲み目メイク」のために作られたアイシャドウパレットでした。
新・囲み目メイクは建前ではなかった。
レバーでも3点方式でもなかった(例えが最悪)。
お詫びして訂正します。
最近は私のメイクもだいぶ薄くなりました。
薄いメイクをしようと思ったわけではないんだけど、トレンドのアイテムを買い続けているから自然とそうなったし、そこは無理はしてない。
自然と受け入れている。
だからといって「透け感」が好きかというとそれはどうだろうかと思っていましたが、ニュアンスマットクリエイターを使って、初めてこの透け感を尊いと感じましたねえ!!
テクニック不要で広告みたいにソフトフォーカス感出るのが素晴らしいし、そのテクスチャと少し影のあるカラーがマッチしすぎ。
締めるところ締めなくちゃ、パールを置かなくちゃ、という気持ちをねじ伏せるくらい雰囲気がある。
すっかり「新・囲み目メイク」の虜です。
透け感だわ完全マットだわグレーみを含んでるわ、Z塗りだわ、何一つ「合ってない」にもかかわらず、ときめきだけで買ったのは間違いではなかった。
これだからコスメはやめられませんな。
気になった方は手に取ってみてください。
ではまた!
▶YouTubeもよろしくお願いします