5月です。
まだまだ寒い日もあれば夏日もある、季節の変わり目ではありますが、コスメは着々と夏を運んできてます。
相変わらずのマスク生活で、リップメイクを楽しむ日々は遠くなりにけり。
しかし、いくらリップを塗らない生活だとしても、絶対に無視できないアイテムが爆誕してしまいました。
KATE リップカラーコントロールベース EX-1
忍ばせイエロー 1200円(税抜)
黄色で唇のくすみをカラーコントロール。
上から重ねる口紅の発色を引き立てる
イエローリップ下地
黄色い棒ですね。
この黄色さも勿論大注目なんですが、さらに注目したいのが「下地」という点。
ニュアンスチェンジ用イエローリップは今や珍しいものではなくなりましたが、そのほとんどが「上から重ねる前提」と思われるアイテムなんですよね。
グロスだったり、スティックでもシアーだったりグロッシーだったり。
それもいいんですが、黄色党マットリップ派にとっては、せっかくのマットリップをグロッシーにしてしまう点が不満ポイント。
私は長年求めていました。
口紅の下に黄色を敷けるアイテムを!
というわけでリップカラーコントロールベース、その真価、見せてもらおうか。
下地売るってレベルじゃねぇぞ!
いや~黄色い。
山吹色とかからし色っぽい、少し赤みのある黄色。
下地売るってレベルじゃねぇぞ!
サンプル写真がめちゃくちゃに黄色いので、サンプルであることを差し引いてもだいぶ黄色いことは予想していましたが本当に黄色い。強く黄色い。
なーにが「忍ばせイエロー」だよ!!!
忍びなれども忍ばないどころか忍びなれどもパーリナイ!って感じだよ。
忍ぶどころか暴れてるよ。
(わからないおともだちはニンニンジャーでしらべてね)
いわゆるニュアンスチェンジ用イエローよりは赤みがあり、最近よく見られるようになった「限りなくイエローに近いオレンジテラコッタ」よりは黄色いです。
比べて見ると、
ヴィセアヴァン リップスティック 018 LEMONはいわゆるニュアンサーのシアーなイエロー。
KATEパーソナルリップクリーム06はこうして見るとオレンジブラウンですがオレンジブラウンの中では限りなく黄色い、「これ一本で使える黄色の限界値」みたいな位置。
並べてみても力強く黄色いし、高発色っぷりがうかがえます。
ほんとに下地なのか、これ。
本当の意味で黄色い口になれます(メイクアップ効果によるもの)
口に塗ってもそれはもうめちゃくちゃに黄色いです。
「これ1本でも使える」という意見も目にしていたんですが、私が塗ったら口にからし塗ってるみたいになりました。
お昼はシウマイ弁当でした?って言われちゃう(言われない)
唇が赤い人だともう少しオレンジがかって、「限りなくイエローに近いオレンジ」と同じような感覚で使えるのかな?
私は紫のようなグレーのような色にくすんでてムラだらけでドブみたいな色の唇なんですけど。
下地と言いながらもわりかし艶やかでセミマット~グロッシー寄りの、普通に口紅っぽい塗り心地。
これで下地になるのか?
そのまま口紅重ねたら色が混ざり合うと思うし、それだと上から重ねるのと変わらない気もする。
疑いを持ちつつ、上に乗ってる水分を吸い取る感覚で軽くティッシュオフしてみました。
するとどうでしょう。
唇そのものが黄色になりました。
(しつこいようですがメイクアップ効果によるものです)
ティントのように染まってるわけではないんだけど、薄い膜が均一に、そしてぴったりと密着する感覚が唇を覆っています。
拭き取れば取れるけど、指で触ってもベトッとつかない、あまり動かない状態です。
からし色はからし色だけど、
「黄色い口紅が乗ってる」状態から
「イエローのコントロールカラーを使用した」状態に変わったような印象。
よくリップレビューで「黄色い口になれます」とか言うけど、マジで黄色い口になれます。
(何度でも言おう、メイクアップ効果によるものであると!)
ティッシュオフすると、黄色いは黄色いけどヌードベージュっぽくもなるし、色ムラやくすみもカバーしてくれるから、リップコンシーラーっぽい役割もありますね。
ただ黄色にニュアンスチェンジするだけじゃなく、リップベースとしての役割もきちんと果たしてます。
ただものじゃないな。
KATEの新口紅「リップモンスター」も密着して落ちにくい口紅らしいから、同じ処方なんでしょうかね?
リップモンスターはまだ使ってないんですけど、この感じならだいぶ期待できます。
そしてこれならどんなリップでも上から重ねられる気がする!
「惜しいブラウンリップ」を試していくよ
実際に口紅を重ねて真価を試していきたいと思います。
ほんのりローズが映えないマットブラウン
せっかくだからマットリップを使ってみましょう。
ロレアルパリ モイストマットN 271(ディバインモカ)を使います。
モイストマットNは本当に大好きなマットリップです。
271も上質なベルベットのような素晴らしいブラウンカラーなんですが、ほんの少しのローズっぽさがどうにもしっくりこなくて好きなのに使えてない一本。
こちらをリップベースの上から塗ってみます。
私が最も好きなレンガ色マットリップに!
モイストマットNは一番好きなリップなのに一番好きなレンガ色がなくて、昨年ようやくBRICKって名の付くカラーが新発売されたのに全然思ってたレンガ色じゃなくて罵詈雑言並べてたけど、遂に正解が出たか。
こうして腕に塗った写真だと「上からニュアンサーの黄色を重ねた」のと違いが分かりにくいのがもどかしいんですが、きちんと黄色が反映されつつもマットリップの質感が生きるのが素敵。
紫みがないのに紫みを感じてしまうブラウン
リップ自体に紫色がないにも関わらず、素の唇が透ける発色だったり、赤みや黄みが少ないせいで、「なんとなく紫を感じて具合悪そうに見えてしまうブラウン」も使ってみます。
キャンメイク ステイオンバームルージュ16 アールグレイリーフ
名前の通りの紅茶色で、キャンメイクの中でも一番茶色くて可愛いリップなんですが、私が塗ると体調悪そうになります。
こちらもベースの上から使うと…
シナモンヘーゼルモカキャラメルメイプルチャイラテだ。
気分はキャンメイク的秋色ネーミング全部乗せ。
思わず肝心のアールグレイがどっかいった。
笑っちゃうくらい秋色の唇になっちゃいました。
紫みのあることが塗る前から分かっているリップより、「いけると思って塗ったら紫が出現した」方がダメージ受けるので、こういうリップが蘇るのは最高ですね。
黄み吸収マンの救いじゃん。
すべてがF(FALL)になる
この調子でいろんなリップを試してみたいし、永遠に遊べてしまうな。
口周りが荒れてるのであまり試せてないけど。
何塗ってもしっくりきそうだし、何塗っても秋になるじゃん。
何なら手元にあるリップ全部一軍になれるじゃん。
それどころか
これから出会う全てのリップが一軍クラスになる???
いやそれはなんか怖い。
何故だろう、なったっていいんだけど。
「もう何も恐くない」的な不安か。
体が軽い…
こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて
私、ひとりぼっちじゃないもの!
って言ってた黄色いお姉さんを思い出してしまいました。
(これは分からないお友達は調べなくていいです)
とまあそんな感じで楽しいので、みなさん是非買ってください。
かつてヌーディリップに憧れた頃、リップコンシーラーとかリップペンシルとか使ったことあるけど、やっぱりそれだと肌色が混ざったり、酷く乾燥したり、汚くなりがちでした。
これは本当に「唇用のコントロールカラー下地」です。
色もさることながら、薄膜がぴったり密着するテクスチャが偉大。
ニュアンスチェンジのリップをそういう使い方をしてみたこともあるけど、そのための機能を備えたアイテムが発売されたという事実が本当に素晴らしい。
やっぱり黄色いだけじゃなかった。
下地ってレベルじゃないと思ってたけど下地でした。
こんなにも黄色い棒というだけで採点甘々太郎になってしまうのに、機能性においても満足できる一品なんですよ。
これはもう、その名の通り神と崇めるレブロン ゴールドゴッデス以来の衝撃です。
ほんと、写真だと「色が黄みがかる」っていう普通のカラーチェンジリップの要素しか伝わらないのが残念でならないのですが、唇の補正効果も加わるからだいぶ印象が変わるんですよ。
私みたいに唇が紫っぽかったりくすんでる人にはイエローがかなり効果的だと思いますし、しっかり赤い唇の方が色を抑えるのにも使えると思います。
今後黄色以外のカラーが発売されることにも期待したいですね!
テンション上がってネタが渋滞してることは一応は反省してる。
まどマギの新作楽しみですなぁ。
リップモンスター、マジで怪物でした。