リップモンスターがすごい。
リップモンスターって言っても
これじゃないのよ。
これはモンスターのリップス。
KATEが新しく出した口紅「リップモンスター」のことです。
発売前からかなり期待していましたが、その期待以上でした。
なんかもう、
「ごめんなさい、すべてのリップが過去になりました」
みたいなバズ構文のような煽り文句をつけてもいいくらいです。
歴史を塗り替えるアイテム。
口紅だけに。
目次
KATE リップモンスター
全11色(うちWEB限定4色) 1400円(税抜)
落ちにくさも美発色もよくばりたい。
つけたての色がそのまま持続。
落ちにくい口紅。
リップモンスター誕生
唇から蒸発する水分を活用して密着ジェル膜に変化、KATE独自技術により長時間の色持ちを実現。
マスクにもカップにもつきにくいんだそうですが、そんなことよりカラーラインナップを見てくれ。
マジョリカマジョルカ?
ってとりあえず誰もが思うことだろう。
そして次に思うのが「”水晶玉のマダム”に”地底探索”って舞浜??」
その次に「”4:00AM”がない。やり直し」って思うのはSLAVEだけでいい。
4:00AMがあったら何色でも買ったかもしれないのに。
サイトの説明見ててもKATEの見てほしい一番のポイントは「落ちにくさ」の方みたいだけど、みんなネーミングでワイワイしてて落ちにくいリップが出るということには全然注目してなかった気がする。
むしろ例の黄色い下地の方に興味持ってかれてたし。
11色の中から私が購入したのは、どう見ても好きしかなさそうな「04 パンプキンワイン」と、オータム系の赤みとセンターオブジアースみを感じるWEB限定色「10 地底探索」です。
パンプキンワインを中心に、リップモンスターの凄さを語っていきたいと思います。
04 パンプキンワイン
全11色の中で、どう見ても好きな色グランプリでぶっちぎりで優勝したパンプキンワインを買わないはずもなく。
しかし「南瓜のワイン」って聞き覚えがないけど、どこかの国に実在するものなんだろうか?
なんて思っていたら、かぼちゃワインって漫画(とアニメ)があったのか…!
これもネタだったのか~~~(たぶん)
さて、色です。
赤み強めのオレンジブラウン!
可愛いの極アームズ大・大・大・大・大将軍じゃん。
ぴったり密着、均一カラーが長時間続く
リップカラーコントロールベースのときにも言いましたが、ほんとにスルスル、うるうる、つるつる、とても落ちにくい口紅とは思えないようなグロッシーなテクスチャなんですよね。
これはこれで可愛いけど、どう考えてもそのままだとマスクが吸います。
なので塗ってしばらくしてから軽くティッシュオフ。
するとしっかりと色が唇に定着しています!
やはりリップベースと同じですね、うっすーい膜がぴったり密着して均一に唇を覆うような感覚。
これはマスクにもつかないし、飲食しても落ちにくい。
塗りたてとティッシュオフ。
素晴らしいのが時間経過。
1日全く塗り直ししなくても色が残ってるし、しかもいつまでもずっと均一!
変な落ち方をしません。均一なまま薄くなってく感じ。
これほんと素晴らしいの一言。
次第に乾燥を感じてはくるんだけど、パッサパサになったり荒れたりもしない(私は)。
だいぶ時間が経ってからティッシュで拭き取ってみると、完全には落ちませんでした。
ティントの要領なのかは分からないけど、ほんのり唇が赤くなっていて、クレンジングじゃないと落ちない状態。
とはいっても蛍光色とか派手な色になってるわけではなく、自然な血色感の範囲です。
かなり強めにティッシュでゴシゴシしても完全には取れません。
しかもこれ、塗りたてはうるうるグロッシーリップだけど、実はマットリップじゃないですか?
軽くティッシュオフしただけだとツヤ感は残ってるけど、時間が経ったらそれはもう完全なるマットリップ。
ツヤ派の方は途中何かしらツヤのあるもので直したりが必要になるかもしれません。
しかし私は完全なるマット派。
これマットリップじゃん!って歓喜してます。
だけどマットリップとも違う。
この透明感と軽さはマットリップとも違うのよ。
なんなのよ。
なんでいいところしかないの…
なんでなの…
こんなに褒め続けていいの?
なんか不安になってくるんだけど。
騙されてない?大丈夫?
未来への希望が生んだモンスター
全てのリップを過去にしたというと些か大袈裟で乱暴な表現かもしれません。
しかし、「環境を優先してリップを選ぶ」ことは本当に過去になるかもしれません。
落ちにくさでリップを選ぶ、マスクにつかないことを優先してリップを選ぶ
このご時世、「つけたいリップ」「一軍リップ」と「実際に使っているリップ」は同じでしょうか。
KATEは言いました。
「落ちにくさも美発色もよくばりたい」
リップモンスターは、現代の悩み、葛藤、そして希望を反映したようなアイテムなのかもしれません。
KATE、未来に生きてる。
言葉を尽くしても伝えられる気がしないので、とにかく1回使ってみてください。
未来に生きるのならば。
よろしくお願いします。
全方位型のテラコッタブラウン、パンプキンワイン
そして突然にパンプキンワインのカラーの話に戻ります。
テラコッタ系のカラーは近年大量に入手していますが、その中でもぶっちぎりで気に入りました!
赤みがあって、明るすぎずディープすぎず、透け感もあって、顔に自然に馴染んできます。
ブラウン系のリップって、これは仕事にしてもいいやつ、これはガチガチに武装したときのやつ、これはナチュラルに着飾ったとき、みたいに各リップに役割がありますが、仕事もナチュラルもガチ武装も全部これでいいです。
特別なオシャレ感があるのに、場面を選ばない自然さもあるこの感じ。
思い出したのはアルジェランの限定色ムードカメリアですね。
あれもリップクリームでありながら「どこにでもつけていけるブラウン」で最高じゃん!ってなったんですけど、あのカラーが落ちにくく長持ちする口紅になったのだから向かうところ敵なし。しかも定番。
全てのブラウンも過去になった可能性あるな(個人の感想です)。
やっぱりムードカメリアに色は酷似してました。
あと似てるのはキャンメイクのメルティ―ルミナスルージュ04キャラメルテラコッタ。
キャンメイクの方が上2色に比べるとオレンジみが強いですが、唇の上ではそんなに大差ないかな?しかしリップモンスターの性能の前には平伏すしかない…
このカラーだけでも大騒ぎするレベルだし、リップの性能にもおおはしゃぎしたいところなんだけど、それが一気に来たら絶句してしまった。
そんなレベル。
モンスターって言ってもリップスみたいな雑魚じゃなかった。
言うなれば、海底都市到達時におけるヘルダイバーくらい脅威じゃん…(PS版ドラクエ7の話ししてます)
そういうわけだからパンプキンワインはみんな買ってください。
10 地底探索(WEB限定色)
名前を見た瞬間、ジュール・ヴェルヌかな?センター・オブ・ジ・アースかな?ってなったやつ。
おまけにレンガ系の赤っぽかったのでAmazonで予約購入。
これも超絶好きカラー。
赤レンガ系のブラウンみとオレンジみのある赤です。
しかし、これは塗ってみると印象が違いました。
サンプル写真だとかなりオレンジに近い色に見えますが、私が塗った感じだとそこまでオレンジはないです。
むしろほんのりピンクみを感じるくらい。
それでもしっかりブラウンも感じられて派手にならず、黄み吸収マンが黄み吸収してちょうどいい「赤」になる、そんな印象です。
美容雑誌みたいに言うと「女っぽレッド」ってかんじ。
つよつよのレンガじゃなくて、ちょっと色気があるような、そんな赤。
思ってたのとは違うけどなかなかいいです。
この写真だと伝わらないと思うんだけど、唇に塗った感じ、ヴィセアヴァンのリップスティック クリーミィマット103 FALLが手持ちで一番似てる気がします。
レンガというより紅葉っぽい、少しやわらかい赤。
同じくヴィセアヴァンの006 BRICK RED、こちらは鮮やかかつディープな、まさにつよつよレンガ。
赤レンガ色ってリップでは一番好きな色なんだけど、黄みを求めると思ったより彩度が高かったり、ブラウンみを求めるとディープすぎたり紫を感じたり、これ!っていうところにちょうど収まるのが難しいカラーでもあります。
レンガに限らず「赤リップ」って派手になりがちで難しいですもんね。
でもこれはそんじょそこらのリップではない。
しっかり発色するのに透け感があるリップモンスター。
未来に生きてるリップモンスター。
パンプキンワインもこれも、昨今珍しい色じゃないように見えて、意外と層が薄かったところにすっぽり収まってくれている。
どちらのカラーも彩度が高すぎず、それでいて暗すぎず、適度な透け感とマット感、全部ちょうどいいんですよ。
これは、他の色も欲しいな…
その他の気になりカラー
最近のドラッグストア等のお店、感染対策でテスターを置かない店もあれば普通に置いてる店もあると思うんですけど、このリップモンスターに関しては店判断ではなくハナからスペースもテスターも「05ダークフィグ」しか提供されてないみたいなんですよね(あるところにはあるんだろうか?)。
なので05以外はテスターで色を確認して買うということができません。
個人的にはベージュっぽい03陽炎と、くすみブラウンっぽいWEB限定色11 5:00AMが気になってます。
05 ダークフィグはフィグというだけで欲しくなっちゃうし、テスター見るに思ったよりブラウン強めなんだけど、今まで惨敗してきた赤みのないブルベっぽいブラウンにも見えるので悩む。
11も苦手な部類にも見えるけど気になっちゃう…
ま、私には黄色い下地があるのでなんでも使えるんですけどね…!!
KATEの手の上で踊ってますわ。
踊り狂ってますわ。
余談のリップカラーコントロールベース
そういえば黄色いリップベース、私はあれだけ塗ったら変だったけど元の唇が赤い人ならあれだけでも使える?みたいな話も目にしてたんですよね。
リップモンスター拭き取ったあと、赤みの残った唇にリップベース塗ってみました。
これ一本で行ける!って言ってた人はこれだったんだ~~~!!!って腑に落ちました。これはいけるわ。
例の黄みつよつよオレンジテラコッタみたいになりました。確かに。
だからリップモンスターのお直しで黄色ベース使うっていう使用方法もあるということ…!
リップモンスター、2色ともそのままで十分すぎるカラーだったので、これではイエロー下地の出番ないな~とか思ってたけど、その手があった。
やっぱり一家に一本だわ。
ではまた!
追記:追いモンスターしました。