「さようならすべてのシルキースフレアイズ」から僅か2か月。
私はシルキースフレアイズの新色を購入していた。
あの卒業式感はなんだったのか。
宮崎駿もびっくりの引退撤回。
さようならはまた会うためのおまじないだから…
— つむり (@makemendokusai) 2021年7月22日
目次
キャンメイク シルキースフレアイズ 09
アーバンカーキ 825円(税込)
だってさー、カーキだよ、カーキ。
これは予想できなかった。
シルキースフレアイズ9色目にして、赤~茶色の範囲から抜け出した初めてのカラーではないでしょうか。
それをここで出してくるの、「分かってる」人ですよね…
これ、写真で見たときから期待してましたけど、現物を手にしたら本当に震えるくらい可愛いんですよ。
抱きしめたいなァ…ガンダム!!!!!
っていうくらい可愛いです。
カーキ得意な人いるのか問題
みなさんはカーキ、お好きですか?
いや、もっと聞きたいのは、「お得意ですか?」だ。
カーキグリーンのアイシャドウが得意な人、この世におるん?
カラーだけで言えばイエベ秋の色と言われるけど、イエベ秋の人が苦手なイメージも同時にあって(服ならいいけどアイシャドウ苦手のイメージ)、一体誰が得意なんだろう?と以前から思うカラーです。
かく言う私も大好きなのに上手に使えない色です。
私の瞼って
色が持つ「ぬくもり」を弱体化、無効化する隠しステータスがある
みたいなんですよね…
だからでしょうか、カーキってどうしてもグレーっぽくなってしまう。
「グレイッシュなブラウン」はブラウンのあたたかみが失われて「煤汚れ」になるし、ニュートラルなベージュブラウンにしたくてニュートラルなベージュブラウンパレットを買うと「塗ってるのか?」ってなる。
ただグリーン系カーキの中でも、茶色が濃いもの、緑に近いもの、グレーぐすみが強いもの、など少しずつ違いがあります。
その微妙な調整が決まったときにはとんでもないパワーを発揮して地球とか救えちゃうんじゃないかな~と思うんで、カーキを見ると欲しくなってしまいます。
全色集めるほど大好きなシルキースフレアイズからカーキが発売されるなんて、買わない理由がありません。
きっと今回は勝てる。
そう信じてる。
アーバンカーキ各色紹介
例によってABCDで呼んでいきます。
スウォッチは肌の白いところに指でゴリゴリ塗ってるので結構強く見えるんですけど、瞼にメイクするとここまで強く発色しません。
シルキースフレアイズは「透け感」がウリなので、締め色もわりと薄発色。
かつては「透け感」や「抜け感」に怒りすら覚えていた「締め命」の私も、シルキースフレアイズを通じて昨今のアイメイクに遅ればせながらアジャスト出来てきたところです。
しかしここ最近新しく出るパレットって、抜け感通り越して「締め色がない」ところまで来てるんですよね…
ようやくとらえた背中が、また遠ざかってしまった…
西暦2021年。未曾有のパンデミックの影で、世界から「締め色」が消えようとしていることに、人類はまだ気づいてはいなかった―
— つむり (@makemendokusai) 2021年9月6日
そして今回のシルキースフレアイズにはその気配がしています。
ひとつずつ見ていきましょう。
アーバン担当、左上のA
これシルキースフレアイズの中でも異例中の異例。
今までこの位置にあるカラーはそのほとんどが白っぽい発色だったんだけど、こちらは意外と色がついてます。
いぶしゴールドベージュみたいな、素敵カラー。
高級感があって都会的、あ、これがアーバンか。
ぬくもり担当、右上のB
安心安定のゴールド。
思ったよりオレンジ=ぬくもりを感じられる。
こいつが助けになってくれるのか。
ラメギラギラ担当、左下のC
ヘーゼルナッツみたいなベージュカーキ。
これを締め色に置くのもありなのかな?と思ったけど、瞼ではここまで濃く発色しないので微妙なところ。
そして上二つよりもこいつが一番ラメが大きくてキラキラしてるのは何故なんだと言いたいところだけど、シルキースフレアイズマットが発売されると分かった今、いいよ好きなだけキラキラしなさいというお気持ち。
カーキ担当、右下のD
そしてお抹茶のようなグリーンカーキ。
繊細で柔らかな粉質は感動もの。
質感も色味も本当に素敵です。
やっぱり「締め色」というほどの濃さではないかな?
でもシルキースフレアイズはいつもこんな感じと言えばそんな感じ。
それにしても、1色1色がそれぞれ単色でも欲しくなるような可愛さ。
上品で都会的、落ち着いた秋を感じられるお値段以上のパレットです。
この秋はピスタチオや抹茶などのグリーンがトレンドみたいなので、気軽に試してみたいという方にはもってこいだと思います!
同時に発売されたクリーミータッチライナーのマッチャカーキとの相性も抜群です。
クリーミータッチライナー、初めて使ったんですがその品質にびっくり。
とりあえず商品の紹介は以上です。
以下、個人的な話をしていきます。
カーキはやはり苦手でした
アーバンカーキを使った感想としては
「こういうパレットにしてはよかった」
という感じです。
先述のとおり、私の瞼ではグリーンカーキは寒色か無彩色っぽくなるし、ベージュやゴールドは肌に溶け込んで存在がなくなってしまう。
このインテグレート トリプルレシピアイズ GR701なんか見た目では完璧な配色で好きしかない!と思うんだけど
肌の上では全く思い通りになりませんでした。
ダークブラウンっぽいカーキの締め色は黒囲みになるし、赤みの少ないゴールド系は白っぽく光る。
勝手に2000年前後っぽくなるのやめてほしい。
「パーソナルカラーに囚われず好きな色を使う!」みたいなご意見ってごもっともなんだけどさ、「好きな色だと思って塗ったら好きな色じゃなかった」を減らせるのもパーソナルカラーを学ぶ意味なのだと深く思う秋である。
それに比べたら今回のアーバンカーキは、カーキが暗くないので黒っぽくはならないし、ヘーゼルナッツみたいなブラウンもあるし、右上が思ったよりオレンジみがあるのであたたかみもゼロにはならず、まだ救われてる方。
私のような前時代的な人間な上にゴリゴリアイメイク盛り人間だと薄付きで物足りなく感じてしまうけど、現代の透け感、抜け感にアジャスト出来ている方ならきっと使いこなせると思います。
カーキを乗りこなす方法を考える
しかしまあ、このカーキ、さっきは「抹茶みたい」って言ったけどさ、
何に似てるのかって正直に言ったら
青アザ…ですよね…
そりゃあ私だって抹茶フラペチーノみた~いとか言いたかったけどさ、「肌」が味方しまくってるので痣に寄り過ぎる…
痣を回避する行動
とはいえ、塗り方で痣を回避することもできます。
カーキが痣になる方は
- 面積を小さくする
- 広げない
これを守るといいと思います。
ラインで塗る、目尻にだけ塗る、下まぶただけ塗る等、とにかく塗る面積を小さくすること、ぼかしてむやみに広げないこと。
カーキに限らず、苦手なカラーをアイシャドウに取り入れたいっていう場合にも有効だと思います。
オレンジのぬくもりを
あとはやっぱりカーキって私にとっては「寒色」で寒々しい印象になります。
なので、暖色中の暖色でありながらカーキとの相性世界一である「オレンジ」を連れてくるのがベストマッチ。
プチプラでカーキとオレンジといえば、ヴィセリシェ グロッシーリッチアイズ GR-7。
このパレットも締め色がかなりのダークブラウンなので前時代的といえばそうなんですが、パレットだけで完結できるカーキの中では一番使えると思ってる。
使うときはカーキ以外のカラーでほとんど仕上げて、カーキは目尻にほんの少し、締め色にニュアンスを加える程度だけ入れてます。
秋というとオレンジのような「あたたかい」カラーがメインになりますが、そこに落ち着いた、少しひんやりした影感が加わるのも気に入ってます。
黒をカーキに置き換える
あと、少し別の話にはなりますが、ここ最近はカーキって「黒の代用」にしてますね。
前時代的な人間なので最近まで黒いアイライナーを使っておりました。
黒を脱却しようと思ってもブラウンもダークブラウンもなんか違うなーってなってなかなか黒から離れられずにいたのですが、カーキのアイライナーで人生変わりました。
マイナスだと思われていた「カーキのぬくもりが消える」特性をプラスに活用して、黒よりも柔らかく、ブラウンよりも締める、自分にちょうどいい「抜け感」に辿り着きました。
そのへんはこちらに。
そんな感じで、だいぶ話は逸れましたが
- シルキースフレアイズのアーバンカーキは可愛い
- カーキは痣だが工夫して取り入れたい
- シルキースフレアイズは2021年9月下旬にマットタイプが発売になる
これを覚えて帰ってください。
ではまた!