俺を早く2023年から出してくれ。
勝手に出ろよ以外の言葉はないかとは思いますが、まだまだ2023年のコスメを振り返ります。
前回はベスコスの赤ちゃんについてお伝えしましたがwww.makemendokusai.com
今回はブラウンリップです。
リップモンスターの出現以降、リップ=リップモンスターになってしまったと言っても過言ではない。
少なくとも、私はそうだった。
そこから2年以上経って、ようやく売る側も使う側も「マスクにつかない」とか「落ちにくい」とかにリップメイクを限定しなくていい雰囲気になってきました。
個人的にも2023年は素敵なブラウンリップにたくさん出会うことが出来たので、ここで一挙紹介したいと思います。
- Visee ネンマクフェイクルージュ BR350
- FASIO ヒトヌリ ルージュ 08
- kiss リップアロー 04
- ちふれ 口紅(詰替用) 750
- KATE リップモンスター スフレマット M07
- RIMMEL ラスティング フィニッシュ マシュマロエアリー リップスティック 007
※価格はすべて私調べ、税抜きです
Visee ネンマクフェイクルージュ BR350
林檎の口づけ 1540円
あれ以降、機能面でも名称面でも、本当に数多くの「リップモンスターインスパイア系」リップが発売されました。
その中でも代表格と言えるのが、ヴィセのネンマクフェイクルージュかなと私は思います。
機能的にはリップモンスター同様に「ティントじゃないけど落ちにくい」口紅。
ネンマクフェイクルージュ独自の売りとしては「まるで自前の血色感」「粘膜カラー」というところでしょうか。
以前から「粘膜リップ」という概念があるのは知ってましたけど、粘膜リップって。
言いたいことはなんか分かるけど、それにしても粘膜ってなぁって思ってました。
「角膜シャドウ」とか「横隔膜チーク」とかあったら嫌じゃないの。
そんな感じで粘膜もなんか嫌って感じしない?
そう思っていたんだけど、でも確かに、この↑OR250 海星の恋心は、私にとって結構粘膜でした。
粘膜リップという呼び名はさておいて、その魅力はなんか分かりましたね。
リップモンスターよりも「むっちり」してるところもそれっぽい。
色持ちはリップモンスターの方がいいかなぁ。
ネンマクフェイクルージュも普通の口紅としてはだいぶ優秀ですけどね。
あと、リップモンスターよりも乾燥しにくく感じたので、乾燥でリップモンスターが使えないという方にはおすすめ。
▼詳細はこちら
OR250 海星の恋心、OR350 林檎の口づけ、RD450 金魚の恥じらいの3色を紹介してます
そしてブラウンカラーの「BR350 林檎の口づけ」は暗めの赤みブラウン。
透け感つよくて黄み青みどっちにも寄ってないので、わりと幅広くいろんな方が使えるブラウンじゃないかなと思います。
セル並みの吸収力で黄色を吸い取る私にとっては少し血色足りなめでしたが。
ネンマクフェイクルージュもだいぶ手に入りにくくなってたみたいですが、そろそろ普通に買えるかな?
FASIO ヒトヌリ ルージュ 08
ショコラブラウン 1430円
「ひと塗りルージュ」といったらAUBEでしょうが。
https://www.sofina.co.jp/aube/products/product34/
これの発売時は、「ひとぬりルージュ」で検索したらAUBEが先に出るけどいいのかよ、と案じてたけど、2024年、花王AUBEのブランド終了が発表されましたね。
ファシオ、貴様知っていたのか。
それはいいとして、ヴィセのネンマクルージュのすぐあとに発売されたのがこのファシオの「ヒトヌリルージュ」。
同じコーセーなので、落ちにくさの処方みたいなものは一緒だと思います。
質感はむっちりグロッシーなネンマクルージュと違い、ヒトヌリはセミマット系でひと塗り高発色な印象です。
リップモンスターもネンマクもいいけど、私は高発色マットリップが好きだから、ヒトヌリルージュは結構気に入りました。
何よりこの「08 ショコラブラウン」の色が好きすぎて!
赤みと黄みのバランスも発色具合も最強。
マイベストブラウンリップを1本選べと言われたらこれにするかなぁ、今年は豊作だったから悩むけど。
そのくらいドストライクの赤みブラウンでした。
似たような色はもちろんたくさん持ってるし、そもそもこの記事に載ってる色全部一緒じゃない?って話にもなりそうなくらい赤みブラウンだらけだけど、違うんですよねえ。
好きな赤みブラウンはいろいろあるけど、ハマり具合が88点とか95点とかだったりするわけじゃん。
95点でも別にいいんだけど、100点に出会いたくてまた買うわけ。
でも実際にど真ん中をぶち抜いたカラーに出会ったら、それって99点とか100点とかじゃなくて20億点だったんですよ。
やばくないですか。
だから結局、それに出会うために私は、人々は、コスメを買っているんだそうに違いない。
リップモンスターもネンマクもいいけど、セミマットや高発色をお求めの方にはおすすめです。
お値段が若干お安めなのもいいけど、このテクスチャと発色にしては太めなのがちょっとマイナスかな。
kiss リップアロー 04
リスクテイカー 1980円
これは結構衝撃作だったんじゃないでしょうか。
まず「リップアロー」って!
遂に武器が出た!ってところから一部で大騒ぎ。
リップモンスター
— つむり (@makemendokusai) 2023年8月9日
リップアーマー←防具実装
リップシールド
リップガーディアン←職業実装
リップアロー←武器実装
遂にモンスター討伐に本気出したかと思いきや、こちらはそういう方向性ではありませんでした。
いわゆるリップモンスター系の「ジェル膜」のやつじゃないです。
「ツヤでもマットでもない生ツヤマットリップ」ということで、しっとり濡れたような質感も持つマットリップです。
ティントやジェル膜処方のような「唇に色が残る」タイプではないので、飲食や摩擦で落ちてはしまいます。
しかし、マットリップらしく従来型の口紅としては色持ちはいい方だと思います。
そして「04 リスクテイカー」は、色味はヒトヌリルージュ08にかなり近い赤みのブラウンで、こちらもとてもいいです。
若干ヒトヌリの方が黄色み強い。
そして何と言ってもこの細さ。
これより細い口紅ある?ってくらい細いです。
濃い色塗るときはこのくらい細いと本当にありがたい。
色だけで言えばヒトヌリルージュだけど、この細さは捨てがたいな。
▼詳細はこちら
kissは挑戦的なアイテム(名付けも)が多いので、今後もいろいろ楽しみにしてます。
ただ値段はプチプラとしては結構ギリ。
ちふれ 口紅(詰替用) 750
ブラウン系 385円
こちらも本当に印象深い一本。
とにかくこれを読んでくれ
ドラッグストアにほとんどブラウンリップがなかった頃、ちふれの748がドラッグストアで一番茶色いリップだったんじゃ。
そろそろおばあちゃんまたその話?って言われそうだけど、ブラウンだ!って思って飛びついた秋の民はこのグレーにくすんだブラウンに沈んでいったんじゃよ。
そこからなんやかんやあって、再び目の前に現れた新しいちふれのブラウンが「これぞ秋」という赤みブラウンだったから、なんか一周して戻ってきたような感慨深さがありました。
ディープなレッドブラウンは、普段使いというよりはめちゃくちゃかっこつけて使いたい感じ。385円なのに。
ただ、今一番求めている落ちにくさを持ち合わせていないので、そこはお勧めしにくい。
ちふれ748きっかけに私を知ったという人も結構いたりするので、それもあってなんかエモいリップに勝手になっちゃった。
KATE リップモンスター スフレマット M07
焦がしパンの運命 1650円
そしてリップモンスターの亜種。
これは正直、買って紹介はしてるけど全然使ってないんですよね…
断然リップスティック派なので、チップで塗るっていうのがダルくて手が伸びない。
これしかない!っていう色や質感だったら多少ダルくても「これを使いたい」という気持ちの強さで行けるんだけど、マスクだからそこまでの気持ちの強さ出ない。
そもそもこの形でリップモンスター名乗るなみたいな話は発売当時にしたからいいとして
しかしスフレマット、カラーバリエーションに秋色ブラウン系多めでしかもどれも結構いいんですよね。
特に2023年に発売された焦がしパンの運命は、かつてこんな色が本当に欲しかったって思うような色で、ちゃんと使わないとなぁとは思ってます。
「MNU11」という文字列に覚えがある方はこれも好きだと思います。
あと、M06の掘りたて紅土もいい赤土色です。
▼詳細はこちら
RIMMEL ラスティング フィニッシュ マシュマロエアリー リップスティック 007
ローステッドブラウン 1540円
アイテム名長すぎて笑ったわ。
「マシュマロルックリップスティック」のリニューアル品だと思いますが、随分と贅沢な名前だね。
こちらは買ったのが12月とか結構年末だったのでレビューも書けてなくて、2023のベスコスに載るか載らないかって感じだったんですけど、最近かなり使ってます。
エンボス加工が高級感ある、いわゆる「口紅」
それもマットリップ。
マスク及びロレアルパリの撤退でこういったリップからはとんと遠ざかってたけど、やっぱり一番好きなのはこのタイプ!
ジェル膜系も好きだし、今はそればっかり使ってるけど、一番心が躍るのは発色つよつよのマットリップなんですよねえ。
それを強く思い出させてくれました。
塗りたては結構ツヤがあって、色もディープだし浮く感じあるんだけど、ちょっとティッシュオフしてツヤ抑えたらいい感じのマットリップでした。
黄色みはそこそこ、赤みの強いダーク系。
ちふれにまあまあ似てるかな?
これもバチバチに決めたときに使いたい感じ。
色持ちはマットリップらしくいい方だけど、マスクしてると摩擦でにじみっぽくなっちゃうから、やっぱ強すぎる色はまだ難あるな~という感じはある。
それでもこういうものを使える、使いたい、使うっていう選択に自分がなってきてるのが、何かが進んでる感じがする。
これ自体も好きだけど、それが嬉しくて結構使ってる。
そんな感じで、2023年はたくさんの素敵なブラウンリップに出会えたので、「ブラウンリップ祭り縮小版」のようなものを開催してみました。
本当は秋に「帰ってきた秋のブラウンリップ祭り2023」をやろうとしていたんですけど、なんかいつのまにか秋が消失するバグが起きててやれなかったんで、ここで消化してみました。
ちふれの記事にも書きましたが、今はブラウンリップが当たり前で、数が多すぎて追い切れないというまさに「嬉しい悲鳴」状態。
数が少ないときは全部買って全部紹介したる!みたいな謎のやる気があったんですけど、種類が増えすぎて追いきれなくなったり、今はブラウンリップを推す人紹介する人もたくさんいます。
何なら今や公式がスウォッチ写真や動画を上げてくれるので、そこのモチベーション出しにくいみたいな感じはありました。
ただ、数があるからこそ、公式やいろんな人が紹介しているからこそ、逆に独りよがりに自分の趣味を語るくらいがちょうどよくなってるのかなと最近思ってきたので、そんな感じで今後も腕に色を塗っていきたいとは思っています。
さて、次回感動の最終回
「ネイル、アイス、そして」
お楽しみに!